坂田光永さんが増山麗奈さん講演会レポート

昨日の増山麗奈さんの講演会。

福山の坂田光永さんが、レポートをよせくださっています。

ありがとうございました！

彼も福山で「みどり福山」（仮称）で頑張っておられます。

http://blog.livedoor.jp/sakatakouei/archives/51308529.html

　「桃色のジャンヌ・ダルク」として知られるアーティスト、増山麗奈さんの講演会に行ってきました。「みどり広島（仮称）スタート記念講演会」のゲストとしてお話しされました。

　初めに増山さんの活動の様子がわかる映像を拝見。拒食症だった10代の頃、チベットの密教壁画でアーティスト魂に火がつき、東京芸大を経て画家になりました。同時に様々な政治的メッセージを発信。新潟にある柏崎刈羽原発（東京電力）で抗議のパフォーマンスをおこなったときの映像は、3.11以前でしたが、まさに今の状況を予言しているようでした。

　3.11以降、東京から関西に引っ越してきた増山さん。けれども関西も原発だらけで、福井の原発に50％を依存していることも初めて知ったといいます。福井の原発労働者の方から、「西成で人を集めて原発に連れていく。線量計は持たないか、アラームが鳴ったら消すから被曝量は分からない」という話を聞きました。「中国地方は原発依存度が低い。広島から原発をとめていけるのではないか」と増山さんは言います。

　福島第一原発からは、8ヶ月たった今もフレッシュな放射能が出ています。そんな中で、今日は福島で女子駅伝が行われ、若い女性たちがとんでもない被曝をしながら走っています。チェルノブイリの例を見るまでもなく、今後、放射能被曝による様々な病気が出てくると考えられます。増山さんは「こんな状況で野田首相はTPPに入ろうとしている。アメリカでは家族が一人、大きな病気をすればホームレスになってしまう状況。一方で小児がんの病院を増やそうとしていて、もしかして準備をしているのかとゾッとする」と語りました。

　「いのちを守るお母さん全国ネットワーク」の代表世話人もやっている増山さんは、「被曝と思われる症状なのに、『原因不明』だと言われた人。福島でいったん治療すると、セカンドオピニオンが制限されていて別の病院では診療できないと言われた人も。このままじゃ絶対ダメです」と訴えました。

　続いて、「みどりの未来」共同代表の松本なみほさんが登場し、「ドイツでは緑の党が脱原発を牽引した。約90カ国に緑の党やそれを目指す組織がある」と解説。「オーストラリアの緑の党は、ウラン輸出を止めようと動いている。ニュージーランドの緑の党からは、TPPの影響が直で伝わってくる。世界的なネットワークで問題解決ができる緑の党を、日本でも作っていきたい」と述べました。

　広島に少し遅れて、福山でも「みどり福山（仮称）」をスタートさせたいと思っています。11月30日（水）には「みどりの理念・政策」を学習する会を開きます。ぜひ全国各地の、そして世界の「みどり」とつながって、福山からも「緑の党」づくりをしていきたいと思います。

　それにしても今日は、桃色のような緑色のような、不思議な一日でした（笑）

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