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庶民派知事で何があっても心配いらない広島を ヒロシマ庶民革命


by hiroseto2004

バックラッシュの生贄――フェミニスト館長解雇事件

バックラッシュの生贄――フェミニスト館長解雇事件

昨年、最高裁で、「理不尽かつ陰険な首切りは人格権の侵害」という歴史的勝利判決が確定しました。日本中を席巻する男女平等つぶしに対して、初めて、反撃の一打を浴びせることができました。

歴史的判決を勝ち取った、この事件についての本、『バックラッシュの生贄――フェミニスト館長解雇事件』が出版されました。1冊1400円。

この本は、大阪地裁に提出した三井マリ子の「陳述書」を「面白いけれどぞっとする読み物」と評した旬報社社長の発案で、できあがりました。

陳述書をもとに書き下ろした私の拙文、浅倉教授による「人格権侵害論」、訴訟を指揮してくださった寺沢・宮地両弁護士の裁判を振りかえる達意の文章、そして、年表で構成されています。バックラッシュのチラシ、新聞、写真、解雇をカムフラージュする文書ーーも含めました。

バックラッシュ勢力は全国のあちこちで男女平等推進政策を踏みつぶしては、快哉を叫んでいます。行政は萎縮し、自己規制に走り、日本の男女平等政策は推進どころか後退に次ぐ後退。

そんな現場のひとつが豊中市でした。同市はバックラッシュの攻勢に屈服して、センターの館長である私を生贄として差し出しました。

男女平等という切り口から見える「ファシズムの恐ろしさ」を感じ取っていただけましたら、幸せです。

■バックラッシュの生贄 (フェミニスト館長解雇事件):
http://www.junposha.com/catalog/product_info.php/products_id/750?osCsid=b436dc50390d2445404f4600f91eac21
三井 マリ子

■YouTube豊中市女性センター館長の不当解雇 三井マリ子さん最高裁で勝訴
http://www.youtube.com/watch?v=LBkvy8Wzg-4
by hiroseto2004 | 2012-04-02 21:03 | ジェンダー・人権 | Trackback