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by hiroseto2004

原発だけでなく「規制緩和」でも災厄もたらした御用学者(上岡直見記者)

http://www.janjanblog.com/archives/71223


原発だけではない「御用学者」の責任
2012年 5月 4日 14:54【論説】 <交通> <労働・雇用> <災害・事故> <経済>
上岡直見

 原発の推進に加担してきた「御用学者」の責任を問う声は大きく、中には刑事責任さえ追及しようという動きもある。しかし「御用学者」の責任は原発だけではない。典型的にそれが露呈したのは、このところ連日マスコミで大きく取り上げられている関越道バス事故(*1)である。マスコミも運転士個人の責任で済ますわけにはゆかず、バス会社の責任を追及しているが、本質的な背景には踏み込まない。質の低いバス会社や「ツアーバス」という無秩序状態を招きやすいシステムが蔓延したのは、1980年代からのバス事業分野の規制緩和の結果である。

 たとえば当時、代表的な規制緩和論者であった中条潮氏は著書(*2)で次のように述べている。【「事故を起こすような会社は淘汰されるのはわかるが、事故が起こってからでは失われた人命はかえってこない。したがって安全は競争市場に任せるわけにはいかない」という反論である。しかし、第一に、その産業が幼稚産業でない限り、何もこれから起こる事故による淘汰作用を待つ必要はない。多くの産業では、事故の当該産業に与える影響は過去の経験から十分推測でき、競争の促進が事故の際の消費者離れを過去のケースよりも深刻にすることはまともな経営者ならば容易に理解できる】

 という。つまり事故を起こせば利益を失うことはわかっているのだから、規制を緩和しても事業者は自主的に安全に配慮するはずだという前提で論じている。しかし筆者は当時からこれは誤りであることを指摘してきた(*3)。なぜなら、どこまで規制緩和しても安全か、言い方を変えれば無理してもよいかは、予見的にわからないからである。現に今回の関越道事故を受けて国交省は、乗務距離の規制を強化を検討していると報道されている。〈実際に事故が起きて淘汰される必要はない〉という説明は、単に「規制緩和論における安全性の説明が、危険の予見を必要とする」という、仮定と結論を同じにした循環論法に過ぎない。

 当時、規制緩和によっても安全性は低下しない実例として、米国の航空分野での実績がよく挙げられていた。これも技術的な無知に基づく解釈である。もし、ある規制を緩和した後にただちに事故が起きるようであれば、もともとその規制は意味がなかったことになる。専門家は、より正確に「セフティ・マージンの減少」と表現する。たとえば、ある行為を100回行って、次の101回目に事故が起きると確実に予見できるとしたら、規制があろうがなかろうが、そのような行為を実行する者はいない。しかし安全というのは非常に広い幅を持ったグレイゾーンであり、その中で採算性と安全性がどちらに寄るかという問題だからである。

 実際に現場で運転している人たちは、たとえ危険を予知しても、運行を差し止める権限を与えられていない。昔は労働組合があるていどの抑制機能を果たしていたが、現在は関越道事故にみられるように非正規労働者が多い。あえて指摘しても別の人に置き換えられるだけで結果は変わらない。原発事故と全く同じ構造がある。いずれにしても、中条潮氏そのほか交通分野の規制緩和を論じた学者は、規制緩和が一巡した後は、保守系同窓会のような行事でしか名前がみられない使い捨て御用学者に過ぎないが、実際に人命が失われている以上、社会的に責任を追求されるべきである。

(*1)2012年4月29日。連日大きく報道されているので詳細は省略。
(*2)中条潮『規制破壊』東洋経済新報社,1995年。
(*3)上岡直見『クルマの不経済学』北斗出版,1996年。

上岡直見記者のプロフィール
JanJanニュース創立から参加している。交通政策・環境政策がテーマ。「政治談議」でなく論理と数字で評価することを重視。

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by hiroseto2004 | 2012-05-06 19:29 | 経済・財政・金融 | Trackback