基町活性化で激論?!エソール応用講座
2012年 10月 06日
【山田知子先生たちと基町活性化で激論?!】
今日のエソールひろしま大学応用講座は、地域福祉で名高い山田知子先生(比治山大学)が講師でした。
高齢化社会に1970年が到来日本は先進国に例を見ないスピードで高齢社会に1994年、突入。さらに2005年からは人口減少社会になった。
都市化、行動の広域化などで家族、地域社会の機能が低下する中、一方で介護や子育てなど課題は山積している。友人がいない率も諸外国より群を抜いて高い。
それをどう解決するかが山田先生の研究テーマです。
山田先生は、高齢者も「してもらう」対象だと負担感を感じる、と指摘しています。
岡山の笠岡諸島では風呂付きの船を導入したが、最初は、高齢者は利用したがらなかった。それをまずは、話ができる場所として宣伝したら、利用が進みました。
広島市中区の基町団地は、市が、いわゆる「原爆スラム」整理のために整備。
高齢単身世帯率がなんと47%。一方で、一階のショッピングセンターは、大型店の煽りで、シャッターまくりです。
現在はNPO主体の食堂も兼ねた溜まり場と、社会福祉協議会など公的な主体中心のセンターが、高齢者の居場所になっています。頑張っているけど、連携に課題があります。
先生の講義後、我々は、グループワークを別れて行い発表しました。
わたしたちは、
・基町市営住宅の空き店舗は誰も使わないなら、期間限定で家賃ゼロで、貸す!
(経過後は、売上の一定割合を市に納入。)
・そうすれば、例えばお店を出す実習をしている広島経済大学生などが喜んでお店を出す。就職難の若者にチャンスを!
・他に定年退職者や、主婦などが起業するのも良い。
・ハコモノ主体、大企業を補助金で引っ張る手法はもう限界だ。
・お年寄りも、大きなお店よりは人間関係をつくりやすい。
これに対して山田先生から「大型店が近所にある中、どういうお店を出すか?」と質問。
他の受講生から「お城が近いから土産物屋は?」「県内B級グルメを集めたらいい」「地の利はいい。あとは魅力をどう出すか?広島市全体をマーケットにしたらいい。」などのアイデアや意見がありました。
山田先生も「(責任者に)こういう意見があったと伝えます」と答えられました。
とにかく、うまく二十世紀型から二十一世紀型に広島も日本もモデルチェンジしたいですね。
by hiroseto2004
| 2012-10-06 17:00
| 広島市政(広島市議会)
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