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庶民派知事で何があっても心配いらない広島を ヒロシマ庶民革命


by hiroseto2004

さとうしゅういちの緑色の革命・・『生産と消費・居住の分離』時代の終焉

戦後の日本の国のあり方は、乱暴にいえば、都市も国全体も『生産』と『居住・消費』を分離する道を突き進んだと言えます。

しかし、今、それが根底からくつがえっています。

その原因は『エネルギー・資源大量浪費』が難しくなったことであり、『超高齢社会』です。

戦後の日本は、生産と居住が一体となっていた農村部から、大量に若者を大都市に移し、経済を発展させました。
その結果必要なエネルギーは、遠方に依存しました。福島や新潟、福井の原発はその代表選手です。これらは、大都市に引き離された生活水準を、底上げしたいという自治体側の意向につけ込むかたちでできました。
大都市では、郊外の団地・ニュータウンに若い世代が住み、そこから離れた職場に通い、生産活動する、という構図がありました。買い物も通勤も不便だが、人々が若いうちはあまり問題になりませんでした。
ところが、次第に原油価格が高止まりすることで、まず、エネルギー大量浪費が難しくなりました。円安になれば輸出大手は儲かるが、庶民は困る。さりとて円高も地獄。こんなところに追い込まれました。さらに、原子力もフクシマ以前から行き詰まっていました。核のゴミはオーバーフローしかかっていました。
必然的に、地域のエネルギーは地域でつくる、そんな方向に追い込まれています。
エネルギーの生産と消費の分離は破綻した。
食料についても円安がアベノミクスで続けば、同様になります。

 また、高齢社会になり、団地の矛盾が一挙に噴出しました。特に生産機能がないことの矛盾が噴出しました。買い物難民、フードデザートです。さらに、孤立化が進んでいます。 一方で若手も、つながりがたたれた地域で孤立しています。これまた子育てで悩む方も増えています。

 人々は、自己防衛のため都心に医療や介護、買い物といったサービス生産施設を求め、回帰しています。

 ただ、都心にばかり人が集中し、団地や農村部が廃れるのも、好ましくありません。

 団地に空き家を若い人に安く貸し、お店をつくる、空き家をつぶし、畑に戻しみんなで食べ物をつくる、など選択はあります。小さな発電所をつくり、街のエネルギーを賄えばいい。そして、若者も高齢者も暮らしやすい街にすればいいのです。高齢者も、若者のこどもの面倒を見るアルバイトなど生きがいがあるようにする。

 かくて、広島でも東京でも日本でも世界でも、生産と居住・消費が分離する状況に終止符を打つのです。

 国全体でいえば、ある種の「鎖国」の方向性です。鎖国といっても貿易や国際交流がなくなるわけではなく、普段自分たちが使う食料やエネルギー、介護や教育などのサービスは、日本で、広島でまかなおう、というわけです。

 TPPにかわるビジョンをわたくし、さとうしゅういちは皆様と一緒に平和都市広島から実現して参ります。

 そのためにも参加民主主義、とくに若手や女性の知恵をもっと政治に生かす、この緑の党の理念が生きる時代が来る、と確信しています。
by hiroseto2004 | 2013-05-10 18:02 | 広島市政(広島市議会) | Trackback