採用よりは人事異動が本丸、議員の口利き
2013年 08月 08日
【今の自治体不正は採用よりは人事異動がメイン】
三原市で、市議会議長経験者が、口利きで逮捕されました。
働きかけを受けた市幹部には不正がなかったということで、逮捕容疑は「贈収賄」ではなく、「あっせん利得罪」でした。
今は、実際のところ、採用での不正は以前よりは難しいはずです。
せいぜい最終面接の点に余地がある程度ですが、あんまりペーパーテストがひどい成績なら逆転は難しいでしょう。
ただ、口利きを引き受けた議員も、依頼者が合格したら依頼者にデカい顔をするし、不合格なら『お前、もっと勉強せい』と説教する、ということはあるでしょう。
一方、いま、不透明極まりないのは昇進も含む人事異動です。
自治労の力が強くて、昇進試験をやめさせている自治体ほど、特に県議や市議の圧力が入り込む余地があります。
昇進を試験で決める場合、確かに自治労側の指摘どおり、試験勉強ばかりした人が有利になる危険はある。しかし、再反論として、試験も、仕事を真面目にやっていたら解ける内容にしたらいいのです。
また、安倍総理さえ掲げる女性管理職の比率向上にも、試験復活が有効であることは、広島県外のいくつかの自治体で報告されています。
試験を経ての女性管理職誕生なら、封建的な風土が残る自治体でも、男性平職員も納得しやすいのです。
さらに付け加えると、社会民主主義的な政治のノルウェーでも役人の昇進は試験で決めます。
「試験が労働者階級を分断するからけしからん」という自治労側の理屈はあまり根拠はありません。
さらに自治労も実際は、自民党と癒着しているケースが多いのです。実際、わたしの友人が、公務員の不正について自民党県議に相談したが、自民党県議は『自治労が怖くて手だしができない』と逃げ腰だったそうです。
そういうもたれあいを護持するため、自治労は試験復活に反対しているのではないか?そして、人事異動に不正の余地を残しているのではないか?このように疑われても仕方がない。
ちなみに、組合は、湯崎知事が導入した、職員による政策提言、業務改善提案制度にも反対しています。
(このあたりのいきさつは『労働貴族』に掲載されています。)
しかし、いい加減にしないと、適材適所の人事ができず、職員の知恵も生かされず、県民が損をします。
もちろん、今回の不祥事を引き起こした議員も「何をかいわんや」です。
今の腐敗した人事のあり方を正すのが、県議会議員なり市議会議員の仕事です。全体がうまくいくよう、仕組みを変えるのが全体の奉仕者たる公務員である議員の仕事です。
それを、金をくれた自分の後援者のためだけに人事に働きかけをするとは何をかいわんやです。
ただし、『現状を積極的に正そうという議員はいないのか?!嘆かわしい限りだ!この記事を見られたら、すぐに改善に着手していただきたい。わたくし・さとうしゅういちも経験を生かして力をお貸ししますよ!』ということは申し上げます。
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| 2013-08-08 22:27
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