【ワークライフバランス劣等生のイタリア、スペインは破綻。次は日本?!】
2013年 09月 07日
【ワークライフバランス劣等生のイタリア、スペインは破綻。次は日本?!】
今日は、エソールひろしま大学の日。福井正樹先生の『ワーク・ライフバランス』です。
日本は労働時間が長いが、一方で生産性も低いということです。
男性が無理をしているから、女性にしわ寄せがいき、出生率も上がらない。そして、子どもも不幸。その悪循環です。
福井先生からいただいた資料で注目したのは、女性労働力率も出生率も低い国がスペイン、イタリア、ギリシア、日本ということ。
前三者が破綻しましたが、日本も危ないのではないか?と思い、先生にもそのことを申し上げました。
ギリシアの場合は、消費税増税の強行、法人税減税プラス公務員天国という複合症状で例外です。また国の規模が違います。
だが、イタリア、スペインは、他山の石です。
日本の場合は、イタリア、スペイン、ギリシアと違い、無理をして経常黒字を出してきた。
しかし、その無理がたたって元気のない国になり、ある日突然、一気に破綻に追い込まれる危険がありますね。ちなみにスペインはいまはやたら非正規雇用が多く、不安定という点が似てます。
とにかく、この悪循環を断ち切らないといけない。口癖になっていますが、『努力さえすればOK』といわんばかりの風潮を打倒しなければならない。
『これだけ努力してこの結果かよ!?』にならないために。
『努力の方向性』を精査しましょう。
先生は、『年配の経営者の皆様の染み付いた考え方は変えにくいので、優秀な女性社員に辞められたり、男性でも介護で辞めらられたりした場合の損害などの観点から、得失を説いたほうがいい。』とおっしゃいました。
同感です。時間はない。
さらにいえば、日本人のもつ『これまでこんなに努力したのに』という気持ちはわかるが、『損切り』が必要、とわたしも先生に、最後の意見発表のとき、申し上げました。
by hiroseto2004
| 2013-09-07 16:57
| 新しい政治をめざして
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