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庶民派知事で何があっても心配いらない広島を ヒロシマ庶民革命


by hiroseto2004

【野呂美加さん講演会・27年目のチェルノブイリから】

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【野呂美加さん講演会・27年目のチェルノブイリから】
チェルノブイリの子どもを日本に保養に呼ぶ活動をしている野呂美加さんが、平和記念資料館地下で講演しました。
ベラルーシでは、最初は汚染を秘密にしていた。しかし、その後、教育で、きちんと食品の放射能を図ることを徹底したおかげで子どもたちの放射能は下がっているそうです。
また、短期間でも、遠くに避難し、ビタミンやミネラルをとると下がるそうです。
福島から北海道へ避難した子どもで野菜を食べる子は放射能減少率が高かったそうです。もちろん、もっと多くの人に協力してほしい、と野呂さんは考えています。
体を酸化させるようなものを食べないほうがいいのでは?ともいいました。

チェルノブイリのとき、広島の医師の見立ては間違いだった。
だけど、チェルノブイリのとき、広島や長崎の医師らは、それを国連(IAEA)に持って行き、国連も誤らせたのです。
それを山下俊一先生は『チェルノブイリの子どもたちは科学の進歩に貢献した』というのです。
そして、甲状腺がんに一度なると、再発の危険性が高く、転移の危険もあります。
チェルノブイリでは、不妊が広がっています。
そして、冷戦崩壊に伴いソビエトが崩壊したとき、病気が増えましたが、折しもベラルーシは切り離されました。
フクシマが起きた日本では2015年問題と言われています。
医療費をかけるよりも、本当は移住したほうがいいのですが、医師も流れに抗えず、それを進めないのです。
旧ソビエトの医師によると、ソビエトでは、長年の核実験の時のデータでビタミンやミネラルがいいという結果になっているから、チェルノブイリでもそれが生きたそうです。ただし、国家秘密なので、公にはしていないだけだそうです。

チェルノブイリでは、10年もたたないうちに、4,5歳の子どもが次々と甲状腺がんで手術を受けるハメになっています。
ともかく、『山下先生はチェルノブイリについてよく御存じなのに、日本にそのことを伝えていない』と野呂さんは憤ります。
フクシマについても、『50歳以上の人は、子どもたちのために闘ってほしい。甲状腺がんになれば、子どもたちは選択肢を奪われてしまう』と檄を飛ばしました。
いま、フクシマでは、甲状腺用のホルモン剤の会社が商機として活動を活発化させているそうです。
なんということか、とわたしも憤りました。結局、この期に及んで、人の不幸で商売か!?と。

今では、フクシマの子どもが、ベラルーシの安全なサナトリウムに招待されそうな有様で、本当に日本が恥ずかしいです。
ちなみに、ベラルーシでは除染禁止だそうです。意味がなくて、危険だからです。ベラルーシでは、規則がどんどん厳しくしているそうです。
汚染水については白旗を挙げるべきです。集まってもらうときだ、と野呂さんは強調しました。
by hiroseto2004 | 2013-10-03 19:11 | 東日本大震災 | Trackback