国道2号線高架訴訟、被害認定拡大・・国は勇気ある撤退を!
2014年 01月 30日

【国道2号線高架訴訟、被害認定拡大・・国は勇気ある撤退を! 】
広島市中心部の国道2号線の観音高架の騒音問題。住民や勤務者らがこれ以上高架を延伸しないことと、損害賠償を求めて国と市を訴えていた裁判の控訴審判決が昨日広島地裁でありました。
騒音の受認限度を引き下げ、沿道で勤務している人にも被害を認めました。一審では61人中36人だった損害賠償を認められた原告は、53人に拡大しました。
一方で差し止め請求については「道路が延伸されたとしても、住民の被害が拡大するとは認められない」却下しました。
現にある高架区間で被害が認められているのに差し止めをしないのは疑問ですが、被害認定対象を広げたのは前進です。
また、広島市は秋葉忠利前市長の時代に公共事業見直しを実施。橋下徹・大阪府知事(当時)のダムへの負担金拒否に数年先行した取り組みをしました。
市が国の事業に出す負担金を凍結し、松井市長も財政難の中、これを踏襲しています。
広島市内をはじめ各地で、信号機が倒れたり、橋のコンクリートが落ちたりする事件が相次いでいます。
もはや、新規に高架をつくるのは止めて、既存のインフラのメンテナンスに国も市もシフトすべきです。
by hiroseto2004
| 2014-01-30 20:49
| 環境・街づくり
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