【第57回はたらく女性の広島県集会】
2014年 02月 16日
【第57回はたらく女性の広島県集会】
演説終了後、広島駅新幹線口近くのロードビルで「第57回はたらく女性の広島県集会」に参加しました。
事務局からの報告や行動提案ののち「ブラック企業にご用心」というDVDを視聴しました。
ワタミでの過労自殺。ウェザーニュースでの組合つぶしなど、ブラック企業の手口が良くわかる内容のビデオです。
つづいて、フロアからの発言が相次ぎました。
医労連広島の女性部長さん。体調不良訴えが、全産業は十七%に対して、看護・介護は35%!市民病院は毎月大量に退職!とのこと。
医労連広島の女性部長さんからは、体調不良を訴える人が、全産業は十七%に対して、看護・介護は35%ということです。
広島市内のある市民病院では毎月大量に退職ということです。
保育士さんからは、「保育士の離職率は高い。保育園はギリギリの人数でまわっている。親の死に目にあえない場合、そして、上司にそれに関連して罵声を浴びせられる。」との報告がありました。
嘱託さんを中心にサービス残業が増えているということです。また、国は保育士の賃金を上げたかったが(自民党への政権交代後)、結局思い止まってしまったそうです。
■安倍さんの地元からアベノミクスを斬る!関野准教授
安倍さんの地元、下関市立大学准教授・関野秀明さんが「アベノミクスと女性の働き方」というタイトルで講演されました。
・異次元の金融緩和でよくなるか?
民間需要がのびていない!
投機に向かうだけ!
・円安で景気が回復するか?
輸出金額は増えても数量は増えない!...
・株高で景気回復するか?
金融危機のリスク
・成長戦略で雇用賃金が増えるか?
非正規増加、労働時間規制なしへ!
過去の労働規制緩和では非正規が増え、失業率も結局あがった!
格差放置が、全体の労働環境悪化!
などなど、自民党政治を安倍さんの地元から関野秀明さんが斬りました。
安倍さんの地元、下関市立大学准教授・関野秀明さんが「アベノミクスと女性の働き方」というタイトルで講演されました。
・異次元の金融緩和でよくなるか?
民間需要がのびていない!
投機に向かうだけ!
・円安で景気が回復するか?
輸出金額は増えても数量は増えない!...
・株高で景気回復するか?
金融危機のリスク
・成長戦略で雇用賃金が増えるか?
非正規増加、労働時間規制なしへ!
過去の労働規制緩和では非正規が増え、失業率も結局あがった!
格差放置が、全体の労働環境悪化!
などなど、自民党政治を安倍さんの地元から関野秀明さんが斬りました。
フルタイムに働いても食べていけない若手労働者(20歳台前半は200万円未満、25歳から34歳で250万円未満、35歳以上44歳未満で300万円未満)の割合が増えています。この15年間で正社員自体が500万人減っているのにです。
ここ数年導入された成果主義も結局は成果が上がらないという有様。
そして、長時間労働を強いられる低所得労働者も増えています。
結局、「日本の大手企業経営者は売り上げを伸ばすことはできず、給料だけ減らして利益を上げているのが実態」であり、その結果国内でモノが売れなくなり、余計、海外に移転せざるを得なくなるという悪循環なのです。
そこで円安にしたところで、企業の生産拠点は海外へ行っているので、生産は伸びず、輸入金額だけが増え、家計が苦しくなっているのが現在なのです。
社会保障の切り捨てもひどく、女性が介護や子育てと両立して仕事をできる環境になっていないのです。
日本は、子育てに関する公的支出も主要国では世界最低レベルです。
「財政が危ないから社会保障は削る、と国は言うが、どうだろうか?日本は、税収のGDPが低すぎる。特にお金持ちが負担をしていないのが問題。」と指摘します。(さとう補足:実際、お金持ちの資産所得への課税は日本はアメリカさえより甘いのです!)
関野さんは「安倍さんは女性の活躍をスローガンにしているが、女性を補佐官に登用するとかそういうことは一般の女性には関係ない。労働力の使い捨てを止めることと、公的な社会保障を充実させることが女性が働きやすい社会だ。」と強調されました。
by hiroseto2004
| 2014-02-16 13:18
| ジェンダー・人権(労働問題)
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