【秘密法廃止を求める市民のつどい】
2014年 02月 23日


【秘密法廃止を求める市民のつどい】
表記集会が2月23日(日)、アステールプラザでありました。
秘密法廃止!広島ネットワーク主催です。
http://www.haisi-h.net/
(署名なども上記サイトでどうぞ!)
井上正信弁護士の講演「秘密法は改憲への第一歩」からはじまりました。
法案上程から強行可決までのわずか42日間の間に反対運動が驚くべきほど盛り上がった反面、やはり、反対運動の出だしが遅れたこと。
日本版NSCと合わせて、戦争国家化を進めていることなど、わかりやすくご説明いただきました。
しかし、一方で、歴史問題で孤立し、安倍政権そのものが「問題解決」する主体ではなく「問題」になってしまっていることなどを指摘しました。
【シンポジウム「秘密法と私たち」】
続いてシンポジウムに移りました。
中国新聞元社長の今中亘さんは、「今は正義感の強い公務員らの情報や匿名通報のおかげで、真相に肉薄できた。」「しかし、特定秘密法でたががはまってしまう」「すでに個人情報保護法のために、官僚の不祥事隠しが進んでいる。」などと紹介しました。
広島県保険医協会副理事長の上田喜清さんは、秘密法について「治安維持法的なものはマズい、くらいの認識だったが、自分たちにも関係があることが分かった」「当局が秘密を扱う人を調べるとき医者にも照会し、医者は断れない。」「患者は、医師を信頼して受診するのにこれでは、医療がやりにくくなる」とおっしゃいました。
広島弁護士会長の小野裕伸さんは、「何に違反したのかが分からなければ、裁判もできない。」と、秘密法が欠陥だらけだと指摘しました。
児童文学者の三浦精子さんは、「戦前の地図からは、軍事基地が地図から消された。海田や広島市の地図も真っ白になって、標高も表示されなかった」と、真っ白な地域がある地図を指し示しました。
また、三浦さんの祖母は、第二次世界大戦中、料亭の客相手に八卦の仕事をしており、「戦局を占って欲しい」といわれ「負ける」と正直に言ったら、逮捕されたそうです。戦後になって三浦さんは父から「口外しない」ことを条件に、真相を知らされたそうです。
by hiroseto2004
| 2014-02-23 18:15
| 憲法
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