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庶民派知事で何があっても心配いらない広島を ヒロシマ庶民革命


by hiroseto2004

広島土砂災害について、第三次提案書を提出へ

開会中の広島市議会の議員たちにあす、要望を行う予定です!     

2014年(核時代69年)9月22日
広島市議会議員の皆様
マスコミの皆様

緑の党グリーンズジャパン有志広島土砂災害調査団 団長
さとうしゅういち(http://hiroseto.exblog.jp/)
TEL: 090-3171-4437  MAIL:hiroseto2004@yahoo.co.jp

広島土砂災害対策について(提案)

 日頃の広島市政へのお取り組みに心から感謝いたします。
 さて、8月20日の広島土砂災害発生から1カ月が経過しました。道路や鉄道などのインフラは回復し、避難所暮らしをする人も二けたに減っています。今回の災害では、過去の災害に比べれば、広島市の被災者支援策は改善した点も多くありました。このことについては、安佐南区民として感謝いたします。 たとえば、保健師など生活支援の専門職が避難所に常駐し、小さな避難所にも巡回しています。男女共同参画の視点を生かし、女性消防団員が避難所に詰め、とくに女性の生活支援をきめ細かく行っています。避難所のボランティアのリーダー格にも女性が多数おられます。いままででは考えられなかったことです。
 一方で、課題や被災者のニーズは多様化しています。緑の党グリーンズジャパン有志は、災害発生以来、現地入りし、ボランティア活動や調査に従事してまいりました。
 今回は、以下のことについて、要望いたします。当局への質問などの形で取り上げてください。
1、災害に対応する広島市職員らの疲労について
2、JR可部線線路内の乾燥した土砂の撤去について
今後とも、被災者に寄り添い、復旧へ向け、ともに頑張ってまいりましょう。

1、災害に対応する広島市職員らの疲労について
 ・災害に対応する広島市職員の労働時間管理をお願いします。
 ・食生活も含めた健康管理をお願いします。
 ・国に対して、引き続きの人的支援を求めていきましょう。
 ・闇雲な採用削減・人員削減に歯止めをかけましょう。
 ・災害の教訓を生かし、全国・全世界の災害で、きめ細かな生活支援も含めて対応できる組織(災
  害救助部隊)の創設を提案していきましょう。
 ・被爆地かつ被災地として「核兵器より災害対策を」のメッセージを世界に発し、政策提言していきましょう。
【提案理由】
 災害発生から1か月が経過し、災害対策に従事する広島市職員らに疲労感が広がっています。
  一方で、課題も噴出しています。 その一つは、災害に対応されている広島市役所や県庁の職員の皆様の疲弊です。説明会の席上で、疲労からか、気が立った市の職員や県の職員が住民と険悪な関係になるなどの憂慮すべき事態も現地の住民から報告いただいています。
  政府は現地組織を9月19日で閉鎖しました。しかし、これからこそ、きめ細かな被災者支援のための人手が必要ではないでしょうか?「1か月たって行方不明者が見つかったからいい」という問題ではありません。 
これから長期にわたって生活面での支援が特に重要になります。広島市、広島県だけで対応していては、職員が疲弊してしまうのではないでしょうか? 
 現に広島市役所職員、あるいは県庁職員やご家族の間から疲労を訴える声、不満の声を多くわたくしたちももうかがっています。土日なしでの災害対応が長期化する中で、お役人の食生活も不規則になっていることもわたくしは、ボランティアに入った現場で確認しています。
 8月31日段階に、避難所にみそ汁の炊き出しのためにうかがったとき、避難者だけでなく、お役人が炊き出しコーナーを次々と訪れ、次々とおいしそうに野菜たっぷりのみそ汁をほおばっておられました。
 「お役人も相当、食生活が不規則になっているのだな。」とその場の雰囲気でわかりました。
当局は職員の労働時間管理、そして食生活も含めた健康管理に取り組むべきです。
長期的には、闇雲な人員削減は見直し、安定的な職員採用の継続を求めます。市役所に多様な層の職員が在籍していることが、危機に際しても強い組織となります。
公務員ないし公務員組織への批判は根強くあります。行政は、納税者が「お客様」かつ「株主」である以上、納税者からの批判として、耳を傾け、正すべきところは正さなければなりません。しかし、一方で、闇雲な人員削減・採用削減は、危機において組織を弱め、納税者たる市民のためになりません。給与体系の見直しなどを併用して工夫しながら、危機に強い組織作りを冷静に議論してまいりましょう。
  また、これからは、被災者の生活支援が大事です。被災者に寄り添う支援を広島市・広島県ができるよう、人員面も含めてバックアップをお願いします。
  また、今後への教訓として、生活支援なども含む応援もできる災害救助隊をつくり、全国各地、あるいは世界各地での災害に備えていただきたいと考えます。
 さらに、世界レベルになりますが、世界レベルでの災害対策に即応する組織(国連軍の災害救助隊版のようなもの)をつくり、各国の軍事費に比例する形で費用を分担する、ということも将来的には必要と考えます。
 最近の世界中での異常気象や地震災害などを見るにつけ、もはや、戦争などしている場合ではない、災害こそ人類にとって最大の脅威という時代になっていると考えます。
「核兵器より災害対策を」のメッセージを被爆地であり被災地の広島から発信してまいりましょう。
2、JR可部線線路内の乾燥した土砂の撤去について
 ・JR西日本に対して、道路にならって水を撒く方法も含め、早期の土砂撤去を要望しましょう。
 ・場合によっては国土交通省の力も借りるよう、要望しましょう。
【提案理由】
写真は、9月21日のJR可部線梅林駅(安佐南区八木)の下り線です。この梅林駅は一番被害が大きかった地域の最寄り駅です。
線路内の土砂は放置され、土石流で流れてきたと思われる下駄も放置されています。沿線住民として、復旧を急いでいただいたことには、感謝します。しかし、土砂(どころかゴミも)が除去されない「仮復旧」といえます。
さりとて、電車を動かすな、というわけにはまいりません。
しかし、乾いた天候も続きやすい季節に入り、電車が動いた際、土砂が巻き上げられることによる目や呼吸器への悪影響が心配です。JR西日本に対し、早急に対策を取られることを要望しましょう。



Tracked from 広島瀬戸内新聞ニュース(.. at 2014-09-22 16:59
タイトル : 広島市議会全会派の議員に職員の疲労・可部線土砂問題で提案
【広島市議会全会派の議員に職員の疲労・可部線土砂問題で提案】 わたくし・さとうしゅういち(緑の党有志広島土砂災害調査団団長)は、9月22日の広島市議会定例会一般質問第一日を前に、広島市議会全会派を表敬訪問しました。 広島市役所職員の疲労への対応(労働時間管理、食生活も含む健康管理、国による支援の継続、長期的課題としての危機に強いバランスの採れた組織へむけた安定的な職員採用など)と可部線に下駄を含むゴミが放置され粉塵を巻き上げている問題について要望を行いました。 広島土砂災害について、第三...... more
by hiroseto2004 | 2014-09-21 22:17 | 広島土砂災害(広島豪雨災害) | Trackback(1)