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by hiroseto2004

2交代制の病棟が3割に 人手不足背景に【医労連が調査】

医労連は2014年度の夜勤実態調査の結果を発表しました。

http://www.asahi.com/articles/ASGC645C2GC6ULBJ00J.html

看護師らの長時間夜勤につながる「2交代制」を採用している病棟が3割に達したと、日本医療労働組合連合会(医労連)が6日発表した。1999年の調査開始以来最も多い数字で、このうち半分以上の病棟で夜勤を含む勤務時間が16時間以上になっていた。

 看護師の勤務は1日8時間前後が基本の3交代制が主だったが、人手不足などから2交代制が増えている。調査は医労連が夜勤実態把握のため毎年実施。全国452施設の3159病棟の看護師ら約10万人を対象に今年6月の勤務実績を調べたところ、2交代制の病棟は30・0%で、99年(6・5%)の約4・6倍に増えていた。

 医労連は「患者の安全や看護師らの健康への影響が危惧される。人手不足解消のためにも、退職した看護師が復帰できるよう、長時間夜勤の改善が必要だ」という。(田内康介)

過酷な勤務→人手不足の悪循環が生じており、早急な改善が必要です。

なお、2013年度の調査によると、看護師の配置数は増加の一方で夜勤回数は増加、29.4%に達しています。

http://irouren.or.jp/research/%E6%9C%88%E9%96%93%E5%8C%BB%E7%99%82%E5%8A%B4%E5%83%8D.pdf

こうした結果を受け、佐々木司先生は、「システム対策とともにジョブ対策を!」と題して、特別寄稿をされています。
もともと、看護とは昔は、女性がになっていた(際限のない)無償労働だったのです。
「無償の看護が、病院に取り込まれ、接収されたのが看護労働であるからだ。だから、無償の看護を病棟で行おうとすれば、たちまち「過剰看護(労働)」になってしまう。だから、その過剰看護が看護師を疲弊にいたらしめてしまう」と佐々木先生は分析します。

今の日本においては、システム改善だけでなく、「看護ではなく、看護労働を行うべくジョブ対策」が必要ということです。


by hiroseto2004 | 2014-11-08 20:40 | ジェンダー・人権(労働問題) | Trackback