社会保障審議会介護給付費分科会での議論(10月末から11月初め)
2014年 11月 11日
2015年度からの介護報酬改定へ向け、「社会保障審議会介護給付費分科会」での議論が進んでいます。
介護療養型医療施設は、医療的な処置も必要な要介護者の受け入れ先となっていました。しかし、新自由主義政治のもと、廃止が決まっていました。しかし、2012年、民主党政権が廃止を先送り。今回、「介護療養型医療施設は、看取りやターミナルケアを中心とした長期療養を担っているとともに、喀痰吸引、経管栄養等の医療処置を実施している。現在の介護療養病床が担っているこれらの機能については今後とも確保していくことが必要である。」との書き方で、介護療養病床を維持する方向です。
http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12601000-Seisakutoukatsukan-Sanjikanshitsu_Shakaihoshoutantou/0000064257.pdf
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/shingi-hosho.html?tid=126698
また、胃ろうで、体が弱ってしまうことなどが問題点として指摘される中で、口から栄養を取る状態を維持することが、重視される内容の改定となりました。
http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12601000-Seisakutoukatsukan-Sanjikanshitsu_Shakaihoshoutantou/0000063247_2.pdf
特養での看取り体制の強化について、議論がされています。
特養の内部留保問題については、会計を明確化する、きちんと介護職員の退職金などの積み立てに回す、再投資に回すなどの明確化を厚労省として打ち出すということです。
財務省側は、この機に乗じて、介護報酬そのものを引き下げろと要求していますが、こんな要求に屈しては、結局は現場職員にしわ寄せがいくだけになりかねません。
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by hiroseto2004
| 2014-11-11 21:39
| 介護・福祉・医療
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