TPP問題を考える講演会【山田正彦元農相】
2014年 11月 24日

11月24日(月)、広島市東区民文化センターで、「TPPを考える講演会」があり、山田正彦元農相が講演しました。
この日は庄原市でも講演してきたという山田さんは、衆院選について「何としても自民党を過半数割れに」と力を込めました。
最初に、参加者にTPPは合意してしまうと思うか?阻止できると思うか?という質問をしました。
山田さんは阻止できると思う、とおっしゃいました。
アメリカでは連邦議会に外交権がある。民主党議員の多くが反対であるということです。
その背景には北米自由貿易協定の失敗があります。
北米自由貿易協定では、アメリカのやすい米がメキシコに流れてメキシコ農業が壊滅。失業が増え、それにより、今度は安い労働者を求めてアメリカ製造業がメキシコに流出し空洞化したということが起きました。
従ってアメリカ人の78%が反対です。
恐ろしいのはTPPと平行して日米平行協議が行われていることです。
このことを背景に国家戦略特区が進められている。雇用規制緩和、教育に企業を参入させる特区などです。
教育ではすでに日本では若者が何百万円ものローンを背負って卒業しています。
TPPができれば、ジェネリックができなくなり、特に途上国は医療を受けられなくなります。
農業も大変です。アメリカなどは補助金ジャブジャブ農業です。
これと戦えというのが無茶な話です。
山田さんの話のあと、新自由主義や水問題などについても質疑応答がありました。
最後に有効な運動をどう作るか?という質問にこたえ、TPP交渉・差し止め違憲訴訟の会の提起が山田さんからありました。
山田さんは「日本の主権者は安倍政権ではなく国民だ。」「今戦わなければ孫子に顔向けできない。」と力を込めました。
TPP違憲訴訟の会
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さとうしゅういちネット 代表者 佐藤周一
by hiroseto2004
| 2014-11-24 19:31
| TPP違憲訴訟
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