阪神淡路大震災 20周年に思う・・・「あの時、原発は大丈夫か?という議論」盛り上がらず悔やまれる
2015年 01月 17日

阪神淡路大震災から本日で20周年になりました。
改めて、犠牲者の皆様に哀悼のまことを捧げます。
あの震災は、戦後初めて、高度に発達した大都市を震度6以上の地震が直撃した
はじめての災害でした。
新幹線や高速道路が壊れ、大火災が都市を襲いました。「まさか」というその「まさか」
が現実化した震災です。
また、高齢社会化が本格化して初めての大災害です。
「福祉がしっかりしている社会こそ災害に強い社会」であることが実感された
震災でした。特に、老人ホームが温かい食事や寝場所を提供した事例も報告され、
それは、2014年の広島土砂災害で、デイサービスがお風呂を提供したことなどに
受け継がれています。
さらに、「大災害は日本ではどこでもあり得る」ことを証明しました。
関西地方では、1946年の南海大地震以降大きな地震もなく、「地震といえば
関東や東北のこと」と思い込んでいた方も多かった。それが覆されました。
以降、鳥取県西部(2000年)、芸予地震(2001年)、福岡県西方沖地震(2005年)
など、頻繁に大きな地震が西日本でも多発するようになったのです。
いま、悔やまれることは、「日本全国どこでも地震が起きえるのだから、原発は大丈夫なのか?」
という視点の議論が沸き起こらなかったことです。
そうした議論がないまま、2007年中越沖地震では、東電柏崎刈羽原発が運転停止を長期に
わたり余儀なくされ、それでも、見直されなかった中で、2011年、東日本大震災・
東電福島第一原発事故となったことは痛恨の極みです。
そして、今また、「のど元過ぎて熱さ忘れる」かのように原発再開、そして、海外への輸出
なども進められようとしています。
また、総理は、介護報酬引き下げを含む社会保障切り捨てに走っていますが、
それが、地域の防災力低下につながらないのか?この点も大変心配です。
あらゆる面で、もういちど、阪神大震災について教訓をかみしめようではありませんか?
「さとうしゅういち」と一緒に「エコでフェアな世界をヒロシマから」国政に発信しませんか?
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by hiroseto2004
| 2015-01-17 07:28
| 事故・災害・事件
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