広島県議選、無投票激増のわけと弊害
2015年 03月 26日

今日、3月26日、北海道知事選挙をはじめとする知事選挙が告示。4月12日執行の統一地方選挙の前半戦が開幕しました。
4月3日告示の広島県議選は、無投票の選挙区が増える見込みです。
大手マスコミ記者によると、23の選挙区のうち、このままでは、
10を超える選挙区で無投票の見込みで、最悪の場合、過半数を
超えるとのことです。
無投票は
1、有権者にとって、選択肢がない。
2、現職議員も緊張感を失う。その結果、最高裁でも違法が確定した税金での海外旅行に、広島土砂災害の最中に行っている緊張感のない県議も出てくる。
3、当選者が主に自民党の年配男性ばかりで、新しい発想が出てこない。
という大きな問題があります。
一方で、なぜ、無投票が増えるか?
1、選挙公報がないため、有権者に情報が提供されない。
2、1のために、コアな支持層を持つ現職議員や、既成政党の
候補者が有利。(広島の場合、無党派層といっても、名古屋や
大阪のような新しい物好きではなく、既成政党の間を揺れ動く
感じの方が多い。)
3、結果が見えてしまうため、新人の挑戦意欲がそがれる。
4、広島県は、介護をはじめ、多くの権限は、全国一市町への
移譲されている(藤田前知事は「トップランナー」と豪語しておられた)
ため、県民にとって県政が身近ではない。候補者側も、県政に
携わる魅力が薄れる。
5、4もあって、ますます、県民の県政への関心は低まり、
県議選も・棄権・古くから支持している人にそのまま
投票・無党派層の場合は、そのとき「よりまし」と考えた
既成政党の候補者へ 投票する人が多く、結局メンバーに代わりがない。
5、もあいまって、結果が見えてしまうため、ますます
新人の挑戦意欲がそがれる。
6、県議選とはいえ、当選ラインに達するには1000万円の
お金がかかるといわれる。さらに、選挙に専念する期間中は
仕事ができない。これでは、働き盛りの世代は挑戦しにくい。
また、有権者側も
7、右肩上がり時代と同様の「目先の派手な成果」を県議に求めすぎる。
一方で、派手な成果が見込めない時代状況があるので、結局
失望する有権者が多くなり、投票率が下がり、組織・現職有利が
加速される
という問題があります。
本紙社主・さとうしゅういちと緑の党・ひろしまでは
・供託金の引き下げ
・選挙公報の発行
などが必要と考えます。
有権者側も
・箱物や企業誘致といった「目先の派手な成果」より「人材育成」といった
地道なことにも目を向けることが大切。
なお、今後の県の仕事としては、
・広域的な人材育成
・縁の下の力持ちとして、市町村間の格差是正機能(社会保障)
に特化していけばいいと思います。
ただ、県民のみなさんが県議に、昔の右肩上がり時代どおりの「すぐに目に見える
成果」を求めがちな状況が続くとすれば、転換は難しいな、とも考えます。
と考えています。
それでも、本紙はあきらめません。
本紙と、本紙社主が代表を務める緑の党・ひろしまは、今回の県議選では、
安佐南区ではつくだ守生さん、東区では、白坂りかさんの野党新人、佐伯区では蔵本健さんの無所属元職・県政改革派を応援し、少しでも緊張感を県政に持たせることに全力を尽くします。そして、このことが、県政に新たに挑戦する人たちを励ますことにつながれば幸いです。
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さとうしゅういちネット 代表者 佐藤周一
by hiroseto2004
| 2015-03-26 07:57
| 広島県政(広島県議会)
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