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庶民派知事で何があっても心配いらない広島を ヒロシマ庶民革命


by hiroseto2004
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先の大戦での戦争責任と海外派兵への各政党・政治勢力のスタンス

広島ブログ
先の大戦での戦争責任と海外派兵への各政党・政治勢力のスタンス_e0094315_22423897.png
上の図を見てください。
左右軸に海外派兵反対⇔海外派兵推進。
上下軸に日本の戦争責任反省⇔否定。
を取りました。
旧来の自民党は、本音では、「自主憲法の制定」を掲げつつも、国内経済を優先していました。アメリカからの海外派兵要求は、国内左派の反対を背景に断ってきた経緯があります。なお、日本の先の大戦における戦争責任については否定するスタンスではあったが、当時冷戦下ということもあり、日本の戦争責任そのものが問題になることはありませんでした。
一方、左派は左派で「日本人が被害者になる(殺される)」「日本が巻き込まれる」ことを恐れて、海外派兵には反対していました。1960年代の新左翼の学生運動も「反米愛国」などという旗を掲げていました。ともかく、日本人が被害者となった戦争はもうこりごり、というスタンスなのです。
韓国と日本社会党・日本共産党の関係が険悪だったこと、冷戦時代、韓国も経済や反共を優先して、国内の戦争被害者が声を上げるのを抑えてきた面があります。
日本がアジア太平洋戦争でやったことについての反省は日本の左翼でもそれほどポピュラーではなく、「ヒロシマというとき」の詩で知られる栗原貞子くらいしか、先の大戦での日本の責任を意識していた人はいなかった時代が長かったのです。
そして、広島においても、1991年に当時の平岡敬市長が日本の加害責任への言及を平和宣言で初めて言及しています。

■冷戦崩壊で強まった「戦争責任反省」と「海外派兵」
先の大戦での戦争責任と海外派兵への各政党・政治勢力のスタンス_e0094315_22431256.png
冷戦崩壊は状況を一変させます。これまで抑えられてきた被害者の声が日本に届き始めたこともあり、左派勢力の間でも、戦争責任に向き合う言論が盛んになります。
一方、日本が経済発展を遂げたことで、アメリカからの「応分の貢献」を求める圧力が高まります。
こうした中で、小沢一郎さん、海部俊樹さんらのちに自民党から分かれて新進党をつくるメンバーを中心に海外派兵を積極的に進める声が強まります。
「普通の国」日本です。いま、憲法改悪に反対する勢力のリーダーの一人に小沢さんがいる印象がありますが、25年前は、海外派兵の急先鋒でした。
しかし、当時の小沢さんらや公明党は、「戦争責任をきちんと反省し、やましい点をなくした上で、国連の枠組みでガンガン国際貢献する。」というスタンスでした。
その小沢さんら、そして公明党と社会党が組んだのが、1993年の細川内閣です。

しかし、こうした小沢さんらと、海外派兵に反対してきた社会党との距離は大きく、小沢さんらの政権を阻止するため、社会党は長年海外派兵には消極的だった「小沢抜き」自民党と組むことになるのです。
しかし、その結果、日の丸・君が代を容認したり、消費税増税を推進したりする羽目になり、社会党は信望を失い壊滅してしまいます。

■社会党壊滅、自公暴走の時代
そして、社会党という「左から自民党を攻撃してきた勢力」が壊滅し、自民党が右(海外派兵推進)へと舵を切る結果になったのが1990年代後半です。
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そして、2000年代には、自公連立が、アメリカ追従でイラク派兵など進めていきます。

小泉純一郎さんの人気も背景に日本は一挙にアメリカ従属のもとでの軍事化の道を強めていきます。そして、第一次安倍晋三政権は憲法改悪を正面に掲げます。しかし、これまでの新自由主義、格差拡大を背景に自民党は2007年の参院選で惨敗。海外派兵推進の動きはストップします。

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2009年、いったんは「戦争責任反省・海外派兵は自民党よりはやや消極的」な民主党が政権を取ります。イラク戦争検証の動きも出てきます。直近の戦争における日本自身の過ちを検証するという意味でも、重要です。

■民主党政権の失速と自民党の再登場、暴走加速
しかし、2010年の参院選で民主党が大敗すると、官僚主導になってしまいます。イラク戦争の検証も骨抜きになってしまいました。
そして、2012年12月に自民党が奪回してしまいます。
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そして、自民党以外の他野党が弱体の中で、「戦争責任は否定する本音が出る」発言が要人からオンパレードになる、そして、海外派兵は「世界中いつでも」へ、ガンガン進めるという、最悪の状況が進んでいます。

もちろん、国連PKO(右上の「日本の戦争責任反省&海外派兵推進の方々が推進してきた)や、一部の平和学者が推進しているような集団的安全保障への参加にも問題はあります。たとえば、最近では、国連軍兵士が、現地の女性に性交渉と引き換えに物資を提供していた問題が発覚しています。
しかし、今、大問題なのは、戦前の反省なしに、世界中どこでもアメリカに追随して派兵しまくりという、「右下」の領域の勢力の暴走です。
この暴走を止めつつ、平和構築にはどうすればいいか。国内でも、そして国連など国際的な場でもしっかり問題提起をしていくことが重要でしょう。




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by hiroseto2004 | 2015-07-02 22:45 | 新しい政治をめざして | Trackback