天皇陛下「さきの大戦に対する深い反省と共に」
2015年 08月 15日
8月15日、日本武道館で全国戦没者追悼式が行われました。天皇陛下は、「平和の存続を切望する国民の意識に支えられ」という言葉、「さきの大戦に対する深い反省と共に」というお言葉を使われました。
昨日の総理の談話は、主語が不明瞭でした。アメリカや経済界に言われてしぶしぶ、お詫びのニュアンスを盛り込んだという感じです。そして、今後、アメリカと一緒に海外派兵していくうえでの障害を取り除くために、ポーズとして談話を出したのが見え見えです。
その意味では、天皇陛下はしっかりと、メッセージを出されたと思います。そして、国際的には天皇陛下のお言葉のほうが総理の談話よりは重視されます。そういう意味では、日本国は「天皇陛下に救われている」といえます。しかし、なにより、日本国民が「天皇陛下任せ」にしてはいけないとおもいます。
「戦没者を追悼し平和を祈念する日」に当たり，全国戦没者追悼式に臨み，さきの大戦において，かけがえのない命を失った数多くの人々とその遺族を思い，深い悲しみを新たにいたします。
終戦以来既に70年，戦争による荒廃からの復興，発展に向け払われた国民のたゆみない努力と，平和の存続を切望する国民の意識に支えられ，我が国は今日の平和と繁栄を築いてきました。戦後という，この長い期間における国民の尊い歩みに思いを致すとき，感慨は誠に尽きることがありません。
ここに過去を顧み，さきの大戦に対する深い反省と共に，今後，戦争の惨禍が再び繰り返されぬことを切に願い，全国民と共に，戦陣に散り戦禍に倒れた人々に対し，心からなる追悼の意を表し，世界の平和と我が国の一層の発展を祈ります。
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by hiroseto2004
| 2015-08-15 16:54
| 反核・平和
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