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庶民派知事で何があっても心配いらない広島を ヒロシマ庶民革命


by hiroseto2004

【フクシマよりひどいことに道を開くのか?・・繰り返される度に深刻化する原子力災害の歴史】

【フクシマよりひどいことに道を開くのか?・・繰り返される度に深刻化する原子力災害の歴史】

日本の原子力はつい、二十年前までは、安全神話で塗り固められていました。
しかし、二十年前から原子力災害は、繰り返される度に深刻化していきます。そして、ついにはフクシマが起きてしまいました。しかし、安倍総理は、喉元過ぎて熱さ忘れるというべきか、川内原発を再稼働し、さらに原発輸出にご執心です。
正直に申し上げると、二十年前までは、原子力に反対する政党や政治勢力でもまさか大事故が本当に起きるとは思っていなかったのではないでしょうか?
それが証拠に、反原発を掲げていた日本社会党は、1994年に村山政権ができると、あっさり原発を容認してしまっていた。
しかし、皮肉にも、その翌1995年、高速増殖炉もんじゅがナトリウム漏れを起こします。(この事件を巡っては当時の調査担当幹部の西村成生さんが自殺に見せかけて暗殺されたとの疑惑もあり、遺族による裁判闘争も行われました。)
1997年春には、茨城県の東海村の動燃で火災爆発事故が発生しました。それを契機に動燃は改革されました。
そして、1999年9月30日、東海村のJCOで臨界事故が発生。後に二名の労働者の命が奪われました。日本共産党の不破委員長が原子力の推進機関と規制機関が諸外国では別れていることを党首討論で指摘したことを契機に原子力保安院ができました。
しかし、2007年、新潟中越沖地震が発生。東電柏崎刈羽原発も被害を受けました。大事故は免れたが、運転ができない状態に追い込まれました。
それでも、原子力から脱却しようという動きにはならなかった。
そうしたなかで、2011年3月11日、東日本大震災が発生し、フクシマの惨劇となりました。
自民党でさえ「脱原発依存」を掲げるようになった。しかし、です。
政権を奪回した自民党は、原発をベースロード電源とし、外国にも原発を輸出。ついに、2015年、川内原発を再稼働しました。
繰り返される度に原子力災害は深刻化しています。
フクシマより深刻な原子力災害が起きたら日本はどうなるのか?フクシマへの対応だけで手一杯なのに。
しかし、フクシマより深刻な原子力災害が起きる可能性を安倍総理は高めてしまったのです。
by hiroseto2004 | 2015-09-01 22:07 | エネルギー政策 | Trackback