「偽物維新」を公認したのは橋下さん、あなた自身です。
2015年 10月 16日
【「偽物維新」を公認したのは橋下さん、あなた自身です。】
橋下徹大阪市長が、「維新の党」に残留した人たちに対して「偽維新」などと批判をされているようです。
橋下徹大阪市長が、「維新の党」に残留した人たちに対して「偽維新」などと批判をされているようです。
山形市長選挙で「残留組」(当時は「東京組」)柿沢幹事長が日本共産党などが支援する候補を応援したことへの「大阪組」の反発をきっかけに広がった維新の党内の内紛はついに分裂に発展しました。
そして、橋下市長自身が維新を離党し、さらに、いわゆる「大阪組」の9名の国会議員が除名されました。
そして、橋下さんは、連日のように、「残留組」への攻撃を強めています。
しかし、2014年12月14日執行の第47回衆議院議員総選挙において、「共同代表」として、「偽物」を公認したのは、橋下徹さん、あなたです。
敵をつくって求心力を保つ手法は橋下さんの得意中の得意でした。
時には「既成政党」。時には関西電力などの「既得権」。また、「自治労」などの公務員労組。
橋下さんによる上記組織への痛烈な批判は、「その内容において的確な場合もあった」とわたしも思います。
橋下さんが、既成政党や既存組織と比べて「よりまし」な政治をできたかどうかは別として。
しかし、今回の橋下さんの行動は、ちょっと無理があります。
橋下さんに「人を見る目がなかった」のではないか?
公募した区長・校長が次々と不祥事を起こしたこととあわせると、そのような結論にならざるを得ないのではないでしょうか?
それとも、「どうせ、議員たちは、選挙で当選するためには、俺に従うしかないだろう。」と思っておられたのでしょうか?9人しか自分のもとに残らなかったことはショックかもしれませんね。
でも、
「橋下さんの看板で戦うよりは、民主党なり共産党なりと選挙協力したほうがいい。」
と判断した人のほうが多数だったということなのでしょう。
もともと、維新の党の国会議員でも、民主党どころか生活の党や社民党に近い考えの方も多くおられます。野党共闘が進んでおらず、橋下さんに勢いがあった時代には、選挙対策的に維新に籍をおいていたということもあり得ます。
そういう意味では、野党共闘の流れが強まった今、大阪以外の国会議員が、民主党、生活の党、社民党や共産党との協力に走り、橋下さんを見捨てるのは当然といえば当然の流れです。
そうなると、橋下さんは勢いを失ってきた自分自身も見えなくなってきているということなのでしょう。
また、冷静に考えると、「ちょっと待ってください。」と申し上げたい。
役人からヘルパーへ 医療・介護担当の行政マンが介護現場で働いて見えたもの [Kindle版]さとうしゅういち (著)361円
http://www.amazon.co.jp/gp/product/B0165Q4RLA
http://www.amazon.co.jp/gp/product/B0165Q4RLA
電子書籍「広島瀬戸内新聞: エコでフェアな世界をヒロシマから」出版!
「イデオロギーの時代は終わった」のか?: 「安倍暴走」と貧困を招いた勘違い [Kindle版]
もはや日本共産党しか残されていないのか?: 「安倍自民」暴走と「市民派」低迷の中で[Kindle版]
2015年4月2日さとうしゅういち街頭演説安芸郡府中町 河辺たかふみ広島市長・中原ひろみ市議・つくだ守生県議で誰もが置きざりにされない広島を