【日本的ムラ社会的ポストモダン批判(3)】年配左派リーダーを若者が持ち上げる米英と「ポストモダンかぶれ団塊ジュニアインテリ」先頭に先進国最悪のネオリベ国家に転落した日本
2016年 01月 28日
■年配左派を若者が持ち上げる米英と「ポストモダンかぶれ団塊ジュニアインテリ」先頭に先進国最悪のネオリベ国家に転落した日本
アメリカでは、社会主義者を名乗るサンダース上院議員(74)(革新系無所属)が、民主党の大統領選予備選で、若者を中心に支持を集め、バカ受けしています。
イギリスでも、昨年、労働党の党首選で、コービン党首が誕生。年配のラジカルな左派が、若者にバカ受けし、格差是正へと世論を引っ張っています。
ちなみに、アメリカ共和党候補のトランプも、トンデモ発言の一方で、再分配は重視しています。
翻って日本ではどうか?
古市憲寿・ポストモダン論客問題について議論いただきありがとうございます
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先進国で教育費の公的支出のGDP比率は最低。フランスやドイツより食料品の消費税率はすでに高く、アメリカさえよりお金持ち課税は甘い。悪いことに、野党の中にも、ネオリベ寄りから自民党・安倍政権を批判する傾向も残っています。
さらに、諸外国ではどちらかといえば、リベラル層を形成しているような層が、日本ではいわゆるネトウヨと化している問題もあります。くりかえしになりますが、いわゆるネトウヨの平均像は「2013年現在で38歳、年収は平均以上、学歴は大卒以上、多くが首都圏など大都市在住」(ネトウヨ研究の第一人者・古谷経衡さん調べ)です。
アメリカでは、大都市=東海岸&西海岸のインテリと言えば、民主党支持が多いのです。しかし、日本では、ここに相当する層がネトウヨと化しています。
彼らは、高齢者に対しては「シルバー民主主義打倒!」と敬老精神のかけらもないが、若者に対しても「自己責任論」を振り回して抑圧しようとしています。そして、彼らは、それなりの役所や企業の課長補佐や係長というわけです。
彼らが、どちらかといえば、安倍政権を右へ引っ張る役目を果たしています。彼らには、フランスの極右のルペンなどとも違い、再分配などという視点もありません。これは、フランスの極右が貧困層を基盤としているのに対して、日本のネトウヨが、「自分のことしか考えられないインテリ」ということが背景にあるのではないかと思われます。
残念ながら、さとうしゅういちと同世代のインテリの少なくない部分が、世界的に見ると、異常なネオリベ思想の持ち主なのです。
どうしてこんなことになったのでしょうか?
これまでも繰り返し、ご紹介はしてきましたが、その分析もしなければならないと思います。彼らが、企業や役所、そして政界や大学でもそれなりの地位についてきた今こそ、大問題と思われるからです。
そして、その主たる原因の一つが、日本という「プレモダンを残した社会」「ムラ社会のまま近代化した社会」に「ポストモダン思想」が流入してしまったことがあるのではないか、と思うのです。 言い換えれば、自分を確立しつつ、他人の多様性を尊重するという気風や、民主主義、立憲主義と言った「モダン」を十分に消化しない状態で、ポストモダン思想を導入してしまったことがいけないのではないか、と思うのです。
武道でいえば「守破離」という言葉があります。まずは師匠に言われたこと、型を「守る」ところから修行が始まる。その後、その型を自分と照らし合わせて研究することにより、自分に合った、より良いと思われる型をつくることにより既存の型を「破る」。最終的には師匠の型、そして自分自身が造り出した型の上に立脚した個人は、自分自身と技についてよく理解しているため、型から自由になり、型から「離れ」て自在になることができる。
日本の場合は「守る」段階の卒業方向を失敗してしまった、といえるでしょう。とりあえず、師匠(欧米)のまねごとをすることはできた。それで一定の成功を収めることはできたが、次がいけなかった。「破る」をすっ飛ばして「離れ」るところへ飛んでしまったのです。いきなり、「何でもかんでも相対化、脱構築」してしまった。その結果、師匠に教わったこと(立憲主義や民主主義)の基本まで台無しにしつつある。経済面では、先進国最悪のネオリベ国家にすでに転落。政治面では安倍総理を先頭に立憲主義も天賦人権説も否定する恥ずかしい憲法へ突き進もうとしているわけです。
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先進国で教育費の公的支出のGDP比率は最低。フランスやドイツより食料品の消費税率はすでに高く、アメリカさえよりお金持ち課税は甘い。悪いことに、野党の中にも、ネオリベ寄りから自民党・安倍政権を批判する傾向も残っています。
さらに、諸外国ではどちらかといえば、リベラル層を形成しているような層が、日本ではいわゆるネトウヨと化している問題もあります。くりかえしになりますが、いわゆるネトウヨの平均像は「2013年現在で38歳、年収は平均以上、学歴は大卒以上、多くが首都圏など大都市在住」(ネトウヨ研究の第一人者・古谷経衡さん調べ)です。
アメリカでは、大都市=東海岸&西海岸のインテリと言えば、民主党支持が多いのです。しかし、日本では、ここに相当する層がネトウヨと化しています。
彼らは、高齢者に対しては「シルバー民主主義打倒!」と敬老精神のかけらもないが、若者に対しても「自己責任論」を振り回して抑圧しようとしています。そして、彼らは、それなりの役所や企業の課長補佐や係長というわけです。
彼らが、どちらかといえば、安倍政権を右へ引っ張る役目を果たしています。彼らには、フランスの極右のルペンなどとも違い、再分配などという視点もありません。これは、フランスの極右が貧困層を基盤としているのに対して、日本のネトウヨが、「自分のことしか考えられないインテリ」ということが背景にあるのではないかと思われます。
残念ながら、さとうしゅういちと同世代のインテリの少なくない部分が、世界的に見ると、異常なネオリベ思想の持ち主なのです。
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