【熊本大震災】避難生活 気をつけたいこと(しんぶん赤旗)
2016年 04月 18日
避難生活 気をつけたいこと(しんぶん赤旗)
9万人超が避難している熊本地震。体調をくずさないよう避難生活を送るために気をつけたいことは―。
血栓症を予防
揺れが続き、車中泊や、避難所で体を動かさない生活を余儀なくされる場合、肺塞栓症に注意が必要です。長時間座ったままでいると脚の中心部の太い静脈の血流が悪くなり、血の塊(血栓)ができやすくなります。それがはがれて肺動脈をふさぐと、肺は酸素をとりこめなくなり、突然死の危険があります。症状はせきや息苦しさ、胸の痛みなどです。
新潟大学の榛沢和彦医師(血管外科)によると、血栓症は車中泊だけでなく避難所でも起こっていて、震災後2週間以内の発生が多い。▽できるだけ足を伸ばして寝る▽車中泊では足を水平に▽ふくらはぎを動かす(予防には3~4時間おきに3~4分歩く、屈伸運動を5、6回でも可)などが大切です。(「赤旗」日曜版2011年4月3日号より)
避難所では水不足もあり、トイレの回数を減らそうと水分摂取を控えがちです。脱水症状は血栓症や脳梗塞を起こしやすくします。とくに高齢者は脱水に気づきにくいため、意識してこまめに水分を補う必要があります。トイレを我慢しつづけると感染症などの危険性も高まります。
保険証なくても受診可能
避難するとき保険証を持たずに出たり、なくしてしまった場合でも全国の病院で、保険適用で診察や治療を受けられます。病院の窓口で「名前」「生年月日」「住所」「勤務先名」「現在の連絡先」などを伝えれば大丈夫です。
by hiroseto2004
| 2016-04-18 21:32
| 熊本大震災
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