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by hiroseto2004

地方発のモダン=角さんをネタに上手に商売してきた大都市発右派ポストモダン=石原慎太郎さん

 石原慎太郎さんと言えば、田中角栄(角さん)を激しく金権批判したことで知られています。
その石原慎太郎さんが角さんが一人称で語る「天才」を発刊したそうです。

角さんは、まさに日本のモダンを象徴する政治家です。

新幹線も高速も原発(電源三法)も、そして今の日本の福祉制度(福祉元年)も、良くも悪くも角さんが作ったといって過言ではありません。
まさに、田中角栄(角さん)とは、日本のモダンを代表する政治家です。当時の社会党や共産党、公明党はどちらかといえば、モダン左派といえるでしょう。角さんは、田舎を中心に近代化をまさに人間ブルドーザーのように進める一方で、革新や労組が掲げた福祉政策もうまく取り込んだのです。自民党総裁選では九条堅持を打ち出し、自民党のかつての主流であった軽武装で経済を重視する路線の象徴です。






いっぽう、石原慎太郎さんはポストモダン右派として定義づけられるでしょう。大都市の保守です。自民党が田舎、社会党や共産党、公明党など野党が都会というイメージがある中で、東京では比較的少数派の自民党政治家として異彩を放っていました。田舎を基盤とする自民党の多数派の中では異端児だった。都会地盤、新自由主義の政治家は、2000年代には民主党にも結構目立ちましたが、その走りとなったのが石原慎太郎さんです。ゴリゴリ石原さんの提灯持ちだった都議には実は民主党都議が結構居たのはそういう意味では整合性がとれます。活躍した時期を同じくした同様のタイプの政治家はお隣の神奈川県出身の小泉純一郎さんでしょう。

その石原さんは、1999年に東京都知事に当選以降、00年代の日本の政治に大きな影響を与えました。
あの時代は、日本におけるポストモダン後期から末期に当たります。

 この時期に知事を務めた。この石原都政の時期は、1990年代に価値観の「相対化」が急速に進んだ後を受けています。もっといえば、「相対化」という名の下、石原さんのような様々な暴言がウケた時代でもあったのです。

 本はまだ読ませていただいていませんが、角さんの強いリーダーシップに石原さんは惹かれていたのだなあとは思います。

 政治家であった当時の石原さんは、角さん的な「地方サイドのモダン」に対して、「東京サイドのポストモダン」としての立ち位置を明確化し、一定程度、東京都民にウケて、大量得票してきたといえるでしょう。

角さんを「ねた」として攻撃し、東京都民の「田舎者への反感」なものを利用して浮上した。それだけのことだったのでしょう。
いま、ポストモダンの末期にあって、安倍総理ら権力の暴走が目立っています。そうした中で、今度は「ソフトな保守」として、国民に懐かしがられている角さんを持ち上げて商売のネタにする。そういうことでしょう。

政治家としては角さんが格が上。しかし、商売上手なのは石原さんということなのでしょうか。

 

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by hiroseto2004 | 2016-05-02 20:28 | 思想・哲学 | Trackback