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by hiroseto2004

トランプ勝利、クルーズ惨敗 クリントン苦戦 サンダース善戦・・・アメリカ大統領選挙が告げたポストモダンの終焉

アメリカ大統領選挙予備選挙は共和党はインディアナ州の予備選でトランプ候補が勝ち、クルーズ候補が撤退。共和党の「トランプ候補」が確実になりました。


クルーズ候補は、トランプよりまし、と見られがちですが、実際は、ポストモダン後期(2001年から2008年頃)=ブッシュ=ネオコンの流れをくんでいます。日本で言えば、イラク派兵などを推進した時の小泉純一郎さんと似た感じの政治家と言えばいいでしょう。





トランプ候補は、実は伝統的なアメリカの保守の価値観をそのまま引き継いでいるとも言える。対外的な介入は避ける一方で、自由貿易にも後ろ向き。これは、前期モダンの流れとも言いかえられます。

民主党ではクリントン候補がインディアナでサンダース候補に敗北。指名は確実と何度も報道されていますが、その割には苦戦しています。

クリントン候補は、ポストモダン前期(冷戦終結から2000年のNPT再検討会議くらいまで)を代表する政治家です。日本で言えば、橋本龍太郎(故人)らと同時代の政治家と言えます。男女共同参画などを推進するリベラル性と、国鉄分割民営化や消費増税などバリバリの新自由主義を進めた二面性を持つ橋本龍太郎と重なるイメージがあります。

まだ、アメリカも日本も経済がうまくいっていた時代の遺産が残っている1990年代ならクリントン候補がウケたのでしょう。

日本では、既成左翼政党とは距離を置いた「物わかりの良いリベラルっぽいインテリ」「既得権益批判一本槍的な政治家」がウケた時代でもあります。

しかし、2008年のリーマンショック以降、格差や貧困が可視化される中で、こうした「ポストモダン前期」的な政治家が苦戦しやすい状況が生じています。

もちろん、後期ポストモダンのクルーズ(息子ブッシュ)的な政治家も、9.11テロ後のアフガン侵攻やイラク戦争で失敗し、すっかり信頼を失っています。

そうした中で、伝統的な内向き保守のトランプがバカ受けしているという状況があるのでしょう。

他方で、モダンの左派の社会主義の流れをくむサンダースが民主党では善戦するという状況があるのです。
クリントン候補自身もオバマ大統領が進めたTPPには反対です。クリントン大統領になった場合も、「モダン左派」であるサンダース色を取り込まざるを得ないでしょう。


トランプ氏、共和党の指名確実な情勢 クルーズ氏が撤退


米大統領選の共和党候補者指名争いで、獲得代議員数が2位だったクルーズ上院議員(45)が3日(日本時間4日午前)、選挙戦からの撤退を表明し、実業家のトランプ氏(69)が同党の指名を獲得することが確実な情勢となった。同日に行われたインディアナ州予備選で同氏が大勝し、クルーズ氏が選挙戦の継続を断念した。


 クルーズ氏は、同日夜のインディアナ州での集会で、支持者を前に「我々は選挙戦から撤退する」と表明。一方、トランプ氏は早くも民主党のクリントン前国務長官(68)との対決を見据え、「我々はヒラリー・クリントン氏を打ち負かす。彼女は偉大な大統領にはなれない」と自由貿易に対する政策の違いなどを強調し、「(本選挙が実施される)11月に我々は勝利する」と述べた。

 これまでの獲得議員数で3位のオハイオ州のケーシック知事は依然撤退の意向を示していないが、トランプ氏が7月の共和党全国大会前に候補者指名に必要な代議員総数の過半数を獲得するのは確実な情勢だ。

 同党全国委員会のプリーバス委員長は同日、ツイッターで「トランプ氏が共和党候補となるだろう。我が党が団結し、クリントン氏を打倒することに集中する時だ」とコメントし、トランプ氏が指名を獲得するとの見通しを明らかにした。

 一方、民主党のインディアナ州予備選ではサンダース上院議員(74)が、クリントン氏を僅差(きんさ)で破り、勝利した。クリントン氏が党の指名を獲得するのは確実な情勢だが、サンダース氏は選挙戦を継続する方針で、最終決着はしばらく先になりそうだ。(インディアナポリス=金成隆一、ワシントン=佐藤武嗣)

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by hiroseto2004 | 2016-05-04 20:27 | 思想・哲学 | Trackback