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庶民派知事で何があっても心配いらない広島を ヒロシマ庶民革命


by hiroseto2004

サンダースまた勝利、ポストモダンの崩壊が止まらない

サンダース候補、ウエストバージニアでも勝利

日米で(誤った)ポストモダニズムが主流となって久しいものがあります。

・格差是正や権力批判はダサい。
・アメリカがやりたい放題の世界。
他方で
・モダンが内在していた環境問題への取り組みやジェンダー(多様性尊重)で一定の前進はあった。

乱暴に言えば上記のようにポストモダンの時代は特徴付けられます。



だが、2016年の今、そんな風潮が一挙に崩壊している。

アメリカはポストモダン右派のブッシュが大失敗で、プレモダンなイスラム国を世界に生み出した。
日本では、食料の消費税はドイツやフランスより高いのに福祉や教育はダメというすさまじい新自由主義国家になった。

村社会とポストモダンが結合し、珍妙な自己責任論を産んだ。
そうしたなか、サンダースが民主党で善戦し、ポストモダン左派のビルの配偶者のヒラリー苦戦という状況です。
そして、ブッシュネオコン直系のクルーズが敗れ、格差是正とモンロー主義のトランプが共和党候補になる。

1980年代に始り、1990年代と2000年代を支配したポストモダンは崩壊している。

問題は、

いまや、モダンどころかプレモダンに日米や世界に戻りかねないこと。

ポストモダンへの憎しみの勢い余って、ポストモダンの成果である多様性尊重が後退させられること。

日本は混乱の中で安倍総理が何となくウケてしまうこと。

などでしょう。
by hiroseto2004 | 2016-05-12 18:43 | 思想・哲学 | Trackback