当選したが古い政治文化に敗北した与党候補【衆院補選から三週間】
2016年 05月 15日
先月の北海道5区補選。
辛勝した与党候補も、古い政治文化に敗北した。
そう思うのです。
与党候補は、どちらかと言えば民間の商社マンとして政治に新風を吹き込むという感じで選挙を戦おうとした。
実際に、告示前のいわゆる序盤(告示後は実際には終盤)ではパワポによるプレゼンなど駆使した。
しかし、それじゃあ勝てないよ、と後援会関係者に言われ、義父の弔い合戦モードにした。
釈然としないものは与党候補本人にあったでしょう。
そもそも同候補を与党が担いだのは元衆院議長の娘婿だから。
だから、同候補が新しさを打ち出そうと言うのは無理なのはわかりきったことと言えばそれまで。同候補が娘婿でなかったら立候補に出来なかったと言えばそれまで。
だけど、現行の小選挙区制度を前提とする限り、世襲制限でもしなければ、古い政治文化は温存されます。
選挙において、重視されるのが候補者の政策でもなければ人柄でさえもない。
そんな古い政治文化を絶ちきらなければならない。
そのためにどう現行の選挙制度を変えていくのか⁉
そんなことを考えさせられます。
by hiroseto2004
| 2016-05-15 11:41
| 選挙制度・政治改革
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