「モダン」「ポストモダン」双方のアメリカの「尻ぬぐい」におわれたオバマ大統領
2016年 05月 27日
□「モダン」「ポストモダン」双方のアメリカの「尻ぬぐい」におわれたオバマ大統領
社主は、オバマ大統領のスピーチは、勤務先で夕食の準備をしているときに聞こえました。
「個人としてのオバマ」色を、現状許される範囲で最大限出したかな、という感想は抱きました。
さて、原爆はアメリカにとっての「三大負の歴史」に他なりません。
あとはアメリカ先住民の虐殺、そして奴隷使用。この三つがアメリカの「歴史の汚点」の三本柱でしょう。
だからこそ、アメリカの年配退役軍人が原爆を必死になって正当化しようとしていたのです。
オバマさんは、言い換えると、以下のことの後始末に追われたといえるでしょう。
「モダン」(冷戦崩壊まで)の負の遺産である核の後始末。
「ポストモダン」(冷戦崩壊後、主に1990年代から2000年代のブッシュ時代くらい)の負のこれらの後始末に追われたといえるでしょう。遺産である「中東の混乱」。さらには「格差の拡大」。
映像を拝見するに、白髪も増え、ご苦労されたな、という感じは抱きました。
いろいろなことはおいておいても、一人の人間対人間としては「お疲れ様でした。」と申し上げたいですね。
それだけいままでの歴史の積み上げの重みというのはすごいのでしょう。
だからといって、もちろん、あきらめてはいけないのですが。
by hiroseto2004
| 2016-05-27 22:06
| 思想・哲学
|
Trackback