熊本県から大分県にかけては最低1カ月程度は震度6弱以上の揺れに注意が必要 政府調査委
2016年 06月 10日
九州の中央構造線近隣は一度強い地震が起きると近隣での地震のコンボになりやすい傾向があるようです。政府調査委員会も警告をしています。
1カ月は5強程度注意=熊本・阿蘇の余震―政府調査委
政府の地震調査委員会は9日、熊本地震について、大分県中部では余震活動が低下したが、熊本県熊本・阿蘇地方では減衰しつつも継続しているとして、「今後1カ月程度は最大震度5強程度の余震に十分注意が必要」との評価をまとめた。
さらに、これまでの活動域の近くで地震が起きる可能性も否定できないとして、「熊本県から大分県にかけては最低1カ月程度は震度6弱以上の揺れに注意が必要」としている。
平田直委員長(東京大教授)は記者会見で、「もう安全だというわけではないが、復旧作業を進める必要もある。強い揺れや大雨の際の土砂災害に十分注意しながら作業に当たってほしい」と話した。
○ 九州地方では、1975年の熊本県阿蘇地方(M6.1)から大分県西部(M6.4)の地震活動や、1997年の鹿児島県薩摩地方の地震活動(M6.6、M6.4)のように、当初の活動域に近接する地域で2~3ヶ月の間をおいて、同程度の地震が発生したことがある。こうしたことから、熊本県から大分県にかけて、今後も最低2ヶ月程度は、震度6弱以上の揺れにみまわれることも否定できないことから注意が必要である。
http://www.static.jishin.go.jp/resource/seismicity_annual/major_act/2016/20160414-_kumamoto_21_kyushu.pdf
by hiroseto2004
| 2016-06-10 00:27
| 熊本・大分大震災
|
Trackback