ポストモダンが終わったーーイギリスのEU離脱多数
2016年 06月 24日
1991年がソビエト消滅で、モダンが終わった年として記憶されるなら、2016年は、ポストモダンが終わった年として記憶されるのではないでしょうか?
イギリスの国民投票でEU離脱多数となりました。
離脱(Leave)51.9%、残留(Remain)48.1%。
4%近い差でEU離脱派が多数でした。
ちょっと予想外に大きな差が付いた印象があります。
EUは、TPPよりはよほど民主的ではないでしょうか?
さらに、イギリスはポンドという独自通貨を使えるという特別あつかいを受けています。
本社社主も「日本人の感覚」として、残留派が優勢かとも思ったのですが、意外に離脱派が多数でした。
決まった以上は、外国人であるわたしとしても、結果を尊重し、良い方向にイギリスとEU、そして世界が良い方向へ向くよう、お願いするのみです。
移民政策で、独自の路線をとりたいというのが最大の離脱派の動機とされていますが、より根元的には国家主権と国民国家レベルの民主主義を取り戻したいという要求が強かった。
EUをめぐっては、ギリシャが2015年、EUによる緊縮策受け入れ拒否という国民投票結果を出し、「離脱か」と噂されたこともあります。
経済的に苦しい国にとっては、豊かな国からの再分配がもっとないとやっていけないという思いはあります。
そして、独自性を大事にしたいというイギリスのような国もある。
EUに象徴されるポストモダンが終わりつつある。EUは大きな変容を迫られるでしょう。
イギリス自身も残留派が多数のスコットランドではEU残留の為にイギリスから独立を、という運動が大きくなりかねない。
ともかく四半世紀のポストモダン=国際機構に主権を移していくことも特徴の一つだった時代=はここに幕を閉じました。
by hiroseto2004
| 2016-06-24 21:00
| 国際情勢
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