6.29豪雨から17年に「海外派兵と自然災害・原発事故の時代」を考える
2016年 06月 29日
本日6月29日は、広島地方を襲ったあの6.29豪雨から17年です。
改めて犠牲になられた方に哀悼の意を表するものです。
自衛隊海外派兵が始まりました。
そして、それとともに、1993年から「災害の時代」が始まりました。
日本でも戦後しばらくは、南海大地震(1946年)、福井地震(1948年)、洞爺丸台風(1954年)や伊勢湾台風(1959年)と千人単位で犠牲者が出る災害に見舞われてきました。
しかし、その後、1960年代以降は治水など防災技術の発展もあり、災害による犠牲者は以前よりも激減していました。
1990年代には、災害による犠牲者は年間一桁の時代が来る。
そんなことも耳に挟んだ覚えがあります。
しかし、それは、夢物語に終わりました。
1993年1月15日、釧路沖を震源にマグニチュード7.6の大地震が発生。犠牲者は2人にとどまったものの、釧路というそれなりに大きな町で震度6を記録し、背筋が凍ったのを覚えています。
そして、その年の7月12日。奥尻島付近を震源にM7.8の大地震が発生。200人以上が犠牲になる大惨事となりました。
この年の夏は相次ぐ台風や豪雨でも九州などで多くの犠牲者を出しました。
翌年1994年には、北海道東方沖地震、そして三陸はるか沖地震が発生。それぞれ、釧路・八戸で震度6を観測し、甚大な被害を出しました。
さらに、1995年1月17日に阪神淡路大震災が発生。戦後最悪の自然災害となったのです。
1999年5月には、周辺事態法が成立。
だが、その直後に、6.29豪雨が広島地方を襲います。
そして、原子力災害も続発します。
1995年12月8日に高速増殖炉もんじゅがナトリウム漏れ事故。
1997年3月11日には、茨城県の同年東海事業所で火災爆発事故。
そして、1999年9月30日には、JCOの臨界事故が発生します。
21世紀に入ると、2001年、テロ特措法に基づき、インド洋への自衛隊派兵を実施。
PKOの枠を踏み越えた派兵となりました。
そして、2003年のイラク戦争に際して、自衛隊をイラクについに派兵します。
2004年、相次ぐ巨大台風で多くの犠牲者を日本は出し、さらに中越大震災が発生します。
その後も、2011年には東日本大震災が発生し、福島第一原発の事故となります。
2014年、安倍総理が集団的自衛権を閣議決定した後は災害のコンボ状態となります。
8.20豪雨災害。
御嶽山の大噴火。
各地で相次ぐ噴火。
2015年の関東の豪雨災害。
そして、2016年の熊本大震災。そして記録的な豪雨。
海外派兵と災害と原発事故の時代と化しています。
改めて「海外派兵NO、被災者支援YES。」
このことが大事ではないでかと考えます。
by hiroseto2004
| 2016-06-29 00:17
| 安保法案
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