断固たる信念の新自由主義者、小池百合子元防衛大臣
2016年 06月 30日
小池百合子元防衛大臣が東京都知事選挙に立候補を表明しました。
愚考致しますに、小池百合子さんは、断固たる信念の方です。
日本新党という新党で参院議員に初当選。その後、小沢一郎さんの新進党に参加。そして、自由党から保守党へうつり、2002年に小泉さんの自民党に入党しました。
その時その時で、最も新自由主義的と目される政党に属したとわたしは思っています。筋は通っています。
1990年代前半は、河野洋平総裁の自民党よりも、小沢さんが率いる政党のほうが、海外派兵は積極的ですし、規制緩和も積極的でした。
21世紀に入ると、小泉さんが自民党総裁になり、自民党は新自由主義色を強めます。他方、小沢さんは民主党入りしたあとは、横路グループと連携し、社会民主主義的な路線に転じます。そうした中で、小池さんが2000年に小沢さんと袂を分かち、最終的に小泉さんのもとで閣僚を歴任したのは当然の成り行きです。
繰り返します。小池百合子さんは、断固たる信念の新自由主義者です。
政党を転々としたことを持って、彼女のことを「信念がない」などというのは彼女に対して失礼です。
むしろ、そのときそのときで、自分の信念をより貫ける政党に入っていただけのことです。
そういう小池さんに対して、きちんと格差是正の観点を打ち出せる都知事候補を野党側はぶつけるべきでしょう。
by hiroseto2004
| 2016-06-30 17:35
| 東京都政
|
Trackback