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庶民派知事で何があっても心配いらない広島を ヒロシマ庶民革命


by hiroseto2004
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■1942翼賛選挙での「四王天延孝トップ当選」が現代に蘇った2016都知事選・・・「清新」イメージでバカ受けの軍国主義者、しかし諦めてはいけない

 2015年1月に安倍総理がイスラエル国旗の前でイスラム国に事実上の宣戦布告をし、我が国が全世界において「イスラム国と戦争状態」に突入して以降では「初めて」となる東京都知事選挙は「平成の(女性版)四王天延孝」の小池百合子さんがゼロ打ちで当確となりました。

その勝因は何か?

歴史をひもとけばすぐにわかります。

1942年、第二次世界大戦中に行われた衆院選=「翼賛選挙」の東京5区で、四王天延孝中将は、翼賛政治連盟の推薦で全国最高点で当選しました。四王天延孝中将はユダヤ人陰謀論で有名です。いま、日本ではびこっている陰謀論もほとんど四王天延孝中将の著書が元ネタです。
https://ja.wikipedia.org/…/%E5%9B%9B%E7%8E%8B%E5%A4%A9%E5%B…









 

 




東京5区は世田谷区です。当時は極めて革新色の強い場所でした。
その革新色が強い場所で、四王天延孝中将のような差別主義者・軍国主義者がバカ受けしたのはなぜか?

当時は、左翼の一部も含めて、軍国主義者を「革新」と持ち上げていたからです。既成政党の腐った奴らをやっつけてくれるのが四王天中将ら軍人だという雰囲気があった。

翻って今。同じようにヘイトスピーチ組織(標的はユダヤからコリアに変わっていますが)の支援を受けた軍国主義者・小池百合子がバカ受けした。その理由は74年前に四王天延孝中将がバカ受けしたのと同じ「既成政党をやっつける清新イメージ」です。

おおさか維新が大阪でバカ受けしているのも「アンチ既成政党」「アンチ公務員労組の腐敗」イメージでしょう。


第二次世界大戦中と同様、大都市近郊の「革新色」が強いところで、軍国主義者・差別主義者が「清新イメージ」でバカ受けする。
既得権益打倒!を金科玉条に軍国主義者、弱者切り捨て主義者を持ち上げる有権者が大量に出てしまう。

その背景にはもちろん、既成政党の腐敗はあります。
格差是正にしっかりと取り組んでこなかった既存の労働組合への失望などもあります。
そのことを、リベラル派、護憲派は直視しないといけない。

しかし、他方で、「このままで良い」わけはないのです。

戦時中でも、大政翼賛に抗する票が35%程度は出ています(翼賛選挙の結果。)
翼賛選挙は違法として訴えた候補者がおり、実際に、大審院で選挙無効が認められてもいるのです。
あきらめずに頑張った人たちが第二次世界大戦中でさえもいたのです。

ましてや、そうはいっても表面上は人権は保障されている現代。
あきらめる理由なんてどこにもありません。
あきらめたら、74年前に悪条件の中を頑張った人たちに申し訳ないでしょう。

東條英機=安倍晋三
四王天延孝=小池百合子
大政翼賛会になびいた既成政党政治家=増田寛也
翼賛政治連盟非推薦を貫いた政治家(安倍寛)=野党・市民連合

これが今の構図でしょう。

by hiroseto2004 | 2016-07-31 20:31 | 東京都政 | Trackback