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エコでフェアでピースな世界をヒロシマから国政へ!成長戦略から成熟戦略。誰もが置きざりにされない社会を。核兵器も原発もない世界を。役人からヘルパーへ。庶民増税より格差是正。ヒロシマの心活かす市民発・政界再編。


by hiroseto2004

安倍総理やアメリカを「植松寄り」から批判ししまっては「左派・リベラル」の自爆だ

相模原大虐殺の植松聖被疑者。
彼は精神障がいだから虐殺をやったわけではないでしょう。

彼は、大手企業=世界経済や国家に役に立たない人間は死んでしまえという思想を忠実に実行しただけの話です。

石原慎太郎さん、麻生太郎さん、曾野綾子さんら今の日本の主流を占める「エリート」たちの思想の忠実なる実行者なのです。

それが植松聖被疑者です。ラジカルな国家主義者かつラジカルな新自由主義者です。
有り体に言えば「安倍総理よりも右」の人たちの思想を強固に体現しているのです。

植松被疑者の思想にもっとも対峙するのは「個人の尊厳を守る」ということです。
そして、日本政府なり、大手企業なり、外国政府なりの巨大権力を批判する際も、「個人の尊厳を守る」文脈でなければならない。

しかるに、反安倍なり反米軍基地なりを掲げる側にも「植松的」な思想が浸透している残念な実態があります。





「安倍は子どもがいないから、戦争をする。」
こんな批判をされる方が、特にお子さんをお持ちの女性の方にちらほらおられる。
その気持ちはわからなくはない。しかし、その言葉が、今度は、子どもを産みたくても産めない人たち、あるいは経済的理由で結婚したくてもできない人たちをどれだけ傷つけていることか?あるいは、それこそ、「産めよ増やせよ」的な戦時中のイデオロギー加速の露払いにもなりかねない。
「国家に出産で貢献しない人は駄目」という価値観は植松被疑者の価値観とも通底します。
「安倍総理」を植松寄りから批判してどうする!
と申し上げたい。

また、安倍総理の経済政策を、「植松寄り」=新自由主義から批判してしまう野党政治家やその支持者の皆様も相変わらず目立ちます。

安倍総理の経済政策のうち、大きな政府的なベクトルについては、左派は肯定すべきでしょう。問題は、総理の財政出動が、武器や原発、大型ハコモノに偏っていることなのです。

大きな政府的ベクトルまで批判しては、それこそ「植松的」な政治=新自由主義化をさらに進めることにもなりかねません。

沖縄県民の個人の尊厳を破壊する米軍基地建設に反対すること自体はわたしも大賛成です。
しかし、アメリカ批判の勢い余って、反米色を強めているトルコのエルドアン大統領なり、ロシアのプーチン大統領を持ち上げすぎてしまう向きもあります。
あるいは、反米の勢い余って、ユダヤ人差別的な言辞を弄する人たちもいます。
それもまた危うい。ナチスと紙一重です。それこそ、安倍総理よりも危うい右派とも結合しかねないのではないでしょうか?
そもそも庶民派政治家のバーニー・サンダースはユダヤ人ですし、ガザ大虐殺に批判的なユダヤ人だってたくさんいるのです。ユダヤ人全般をイスラエル政府といっしょくたくにして批判すべきではありません。

繰り返しますと、安倍総理やアメリカ(オバマ政権)よりも「植松的」なベクトル=新自由主義的、個人の尊厳を踏みにじる=で安倍総理やアメリカを批判しても、左派・リベラル派は総理には勝てません。総理が高笑いするだけでなく、総理の政治そのものをより右へ引っ張ることにしかなりません。

あらためて野党共闘において、「安保法の廃止」「立憲主義を取り戻す」とともに柱の一つとなっている「個人の尊厳を尊重する」というところにつねに立ち戻るべきです。

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by hiroseto2004 | 2016-08-14 22:59 | 相模原大虐殺 | Trackback