イタリア地震、お見舞い申し上げます
2016年 08月 24日
イタリア地震、お見舞い申し上げます
イタリア中部の地震被害にお見舞い申し上げます。
死者は増える一方で、先ほど、38人という数字が飛び込んできました。
イタリアを含む南欧は、ユーラシア大陸とアフリカ大陸の境界に当たる場所で、地震や火山が多い。
ただ、日本の場合、イタリアと違う危険がある。地震の規模が、M6クラスよりも大きい、M7~M8クラス頻繁に起きます。
その上で、日本は原発がたくさんあります。
トルコ~ギリシャ~イタリア~スペイン・ポルトガルはユーラシアとユーラシアとアフリカがせめぎ合う場所ですから地震が多いのです。
ルーマニアあたりは、潜り込んだプレートの境界の深い場所での地震が結構あって、たまに東欧全体が揺れるような大地震が起きます。
ポルトガルでは1755年11月1日、M9.0と東日本大震災と同じレベルの地震があり、首都リスボンが壊滅し、英仏でも津波被害がかなりありました。その結果、当時の欧州の哲学者が、神は当てにならない、ということを悟った。その結果、「近代」をスタートさせたのです。
欧州版東日本大震災、といってもいいでしょう。
今回の地震はM6.2で熊本大震災の40分の1程度の規模です。
震源地は首都ローマからは100kmということで、ローマでは日本の震度でいえば3~4程度と思われます。
だが、震源地付近では震度5強~震度6弱程度と推測されます。近代的な耐震構造なら大丈夫でも、石積みの家屋ではひとたまりもなかったと思われます。
広島市民にとって、最も近い例を探すとすれば、2014年の伊予灘地震でしょうか。愛媛県の西予市で震度5強、広島市で震度4でした。西予市でも家屋の損壊の被害はあったが、死傷者が出るほどではありませんでした。それだけ日本の防災対策は進んでいます。
by hiroseto2004
| 2016-08-24 19:38
| 事故・災害・事件
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