黒い雨、集団訴訟第5回口頭弁論
2016年 09月 07日
黒い雨による被害の過小評価→原爆被爆者(直爆)の過小評価→福島原発事故など世界各地の核被害の過小評価という構造があります。
従って、極めて重要な訴訟です。
以下、つくだ守生さんの報道です。
広島原爆の投下後に降った放射性物質を含む「黒い雨」を浴びた64人が被爆者健康手帳の交付などを県と広島市に求めた集団訴訟は7日、広島地裁(末永雅之裁判長)で第5回口頭弁論が開かれました。
原告側は「国が指定した降雨地域は線引きを確定した当時の資料が不十分で、その後の調査や解析により、線引きの外にいた64人とも『黒い雨』に遭ったことは明らかだ」と陳述。「降雨地域の拡大には国民的合意が得られるような科学的・合理的根拠が必要」との国側の主張に対して、被爆者援護法などに「国民的合意」という言葉はないと反論しました。
原告側の報告会には約100人が参加。引き続き約70人が参加して「原爆『黒い雨』訴訟支援する会」の第1回総会が開かれ、高野正明原告団長は「裁判では、いよいよ国を追い詰めつつある。勝訴に向かってまい進したい」と決意を表明しました。
〔写真〕総会で決意を表明する高野団長(正面中央の立っている人)=7日、広島市
by hiroseto2004
| 2016-09-07 16:03
| 反核・平和
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