「刑務所の方が生活に困らない」高齢者を量産する日本の福祉の貧困
2016年 09月 07日
「刑務所の方が生活に困らない」というのは昔から一定数見られました。一度逮捕されて職を失うと再起が難しい日本の状況を反映していました。しかし、最近では、福祉の貧困から高齢者が凶悪犯罪を犯してしまう例が増えています。
金銭の管理もできない状態(これも要介護状態を構成する状態の一つです)の人が、一人暮らししなければいけない状況においてしまうのが現代の日本です。彼の状況を良く存じないのですが、特養までいかずとも、たとえば、サービス付き高齢者住宅でそれなりの介護を受けて、生活ができる状況なら、彼も犯罪は犯さなかったのではないかとも思うのです。厚労省のもくろみ通り、要介護1,2へのサービスをカットしたら余計こういう事件が増えそうです。
また、若い世代にとっても、シルバー民主主義批判に凝り固まるのは得策ではない。きちんと介護に金をかけてこそ、治安も保たれると言うことでもあります。逆もまたしかりです。
「刑務所のほうが生活に困らない」83歳男が強盗未遂
東京・八王子市のコンビニエンスストアに刃物のようなものを持って押し入り、現金を奪おうとしたとして83歳の男が逮捕されました。男は、逮捕時の所持金がわずかしかなく、調べに対し、「刑務所に行ったほうが生活に困らないと思った」と供述しているということです。
逮捕されたのは、東京・八王子市長房町の無職、西山茂容疑者(83)で、警視庁によりますと、5日午前7時前、自宅近くのコンビニエンスストアに刃物のようなものを持って押し入り、現金を奪おうとしたとして強盗未遂の疑いがもたれています。
西山容疑者は、店の中で「金を出せ」と要求したあと、その場にとどまっていて、店員からの110番通報で駆けつけた警察官に逮捕されました。
また、西山容疑者は、生活保護を受けながらアパートでひとり暮らしをしていて、調べに対して「前日に祭りに行った時に財布を開けたら数百円しかなかった。強盗でもして刑務所に行ったほうが生活に困らなくて済むと思った」などと供述しているということです。
by hiroseto2004
| 2016-09-07 17:57
| ジェンダー・人権(反貧困)
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