パワハラにはストライキ!東京都個人タクシー協同組合新東京支部が決行!
2016年 09月 07日
パワハラに対してはストを決行しました。パワハラを黙っていると、「容認した」などとつけいる会社側悪徳弁護士もいるのも実情。
さりとて、スト決行は勇気がいります。
組合員に拍手を送ります。
この日は、乗務員全員が集まる「特別講習会」が曳舟文化センターで開かれる。ここで行動を起こすことは、組合の声を届ける絶好のチャンスだった。しかしストライキは生まれて初めて。委員長の中村未緒さんは、「胃が痛くなり眠れず心臓がドキドキだった」という。他のメンバーも表情が固く、緊張しまくっていることがよくわかった。
この日の「特別講習会」で彼女たちは受付業務を行うことになっていた。しかし、その始業時12時からストライキに入り業務を拒否。会場の中にいた森支部長にストライキ通告すると、森支部長は激高して取り乱してしまった。森支部長が一瞬、会場外に出てきた。そのため、集まった約80人の「パワハラをやめろ」のシュプレヒコールをまともに浴びることになった。
その後約1時間、組合の女性たちは、講習会にやってきたタクシー乗務員に声をかけ、「臨時総会で解任決議を議題に上げることを求める署名」を呼びかけた。個人タクシー乗務員は、ほとんどがシルバー世代。丁寧に話を聞いてくれる人が多く、この日だけで200人以上の署名が寄せられた。職場の全員が組合員であり、しかも支部員(乗務員)の多数が組合側についた。パワハラ幹部はいっそう孤立することになった。
こうして炎天下の2時間のストライキ行動は成功裏に終了した。涙ぐむ組合員もいた。しかし、最後のシュプレヒコールと「団結ガンバロー」では、すがすがしい笑顔になっていた。
中村未緒委員長(写真)はインタビューでこう語った。「やってよかった。組合の力ってすごいと思った。もう怒鳴られたり、背面監視されたり、信用されていない状況を終わりにしたい。明日は堂々と会社に行くつもり。みんなの支援をもらって大分強くなれた気がする」と胸を張っていた。(M)
*組合正式名 : 全国一般東京東部労組個人タクシー協同組合新東京職員支部 TEL03-3604-5983
by hiroseto2004
| 2016-09-07 18:39
| ジェンダー・人権(労働問題)
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