公務員バッシングと貧困バッシング
2016年 09月 14日
公務員に対してのバッシングの背景の一つは「困ったときに行政が役に立たない(立ちにくい)構造」が一つあると思います。
困っているときに行政に頼ろうにも、申請書類などが多すぎてどうにもならない。そんな経験をされた方も多いかと思います
そのことを背景に、公務員への苛立ちがふくれあがっていきます。
それに、連合・自治労などの不祥事が追い打ちをかけています。「民間が苦しいときにけしからん」という感情は「わからなくはない」。
他方、既に、貧困に陥り、種々のサービスに頼らざるを得なくなった人たちへのバッシングも同様にひどいのです。
「自分たちだって苦しいのに」という思いが自分より少し下の階層(と当人が位置づける階層)への攻撃と、少し上に見える公務員に対しての攻撃双方につながっていくのです。
政治家が動いて、企業主義、申請主義のセーフティネットを改め、個人主義のものにしていく。
そのことを通じ、公平感を醸成していく。
最終的にはこういう方向を目指すしかないと思います。
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by hiroseto2004
| 2016-09-14 19:34
| ジェンダー・人権(反貧困)
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