豊洲市場の地下、強アルカリ性。石原さんは騙されたのではなく騙した側。
2016年 09月 15日
豊洲市場の地下の盛り土をせずに作った空間にたまった水はなんと強アルカリ性。PH12-14でした。
PH14といえば、一般的には、アルカリがこれ以上強くなることはあり得ない値です。
中性がPH7。酸性が強くなるほどPH0に近づきます。
凄まじいアルカリ性ですね。
いくらコンクリートがアルカリ性を帯びているからと言ってこれはひどすぎる値です。
さらに、地下空間を作るよう、事実上指示したのは「騙された」と主張していた石原慎太郎さんであることも発覚しました。
豊洲地下空間の水は「強アルカリ」 共産都議が調査
http://www.nikkansports.com/general/news/nikkan/1709980.html
都議会共産党は14日、豊洲市場の青果棟で現地調査を行い、同日、都内で会見を開いた。その中で、地下空間にたまった水の採取に初めて成功したこと、その水にリトマス試験紙を浸すと青く変色し、pH12~14の強アルカリ性を示したことを明らかにした。
7日に視察した際、訪問できなかった青果棟を訪れた曽根肇都議は「前回、断られましたが、水をくむことに成功しました。(都の職員は)しぶっていましたが、止められなかったので、2リットル水を持ってきました」と語った。その上で「水は上澄みは割と透明でしたが、リトマス試験紙をつけたら、すぐに青く変色した。pHは12~14とアルカリ度が強い」と説明した。
建物の中はコンクリートで、そのコンクリート自体がアルカリ性だが、曽根都議は「豊洲の土壌は、かなり前から水たまり(のpH)を計ったが、その時も強アルカリだった。土壌汚染の影響はあるのではないか」と強調。
水は民間の検査機関に送り、16日にも何らかの検査結果が出る可能性があるという。同都議は「検査結果が出次第、お知らせしようと思っています」と明言した。
豊洲新市場“盛り土案潰し” 真犯人は石原元都知事だった
石原氏は13日のBSテレビで、豊洲新市場の建物下に盛り土がされず、コンクリートで固めた地下空間がつくられていた問題について、「私はだまされた。手を抜いて、していない仕事をしたことにして、予算措置をした。都の役人は腐敗している」とまくし立てていた。
ところが、在任中の2008年、敷地全体に盛り土するとの専門家会議の提言に難癖をつけ、地下にコンクリートの箱を埋め込む工法を都庁幹部に強く推していたことが分かったのだ。
15日の東京新聞によると、石原氏は08年5月10日の定例会見で、豊洲の土壌汚染対策について「(盛り土案より)もっと費用のかからない、しかし効果の高い技術を模索したい」と語っていた。
by hiroseto2004
| 2016-09-15 19:39
| 東京都政
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