日本人が労働者として大人しく消費者として横暴なことも「ブラック企業」の背景
2016年 09月 21日
いわゆるブラック企業の問題は資本主義共通の問題ではあります。
他方で、日本の特殊性も無視出来ません。
今の日本人は消費者として低価格で高サービスを平気で求める傾向があります。
まさに横暴そのものではないか?
他方、労働者としてはおとなしい。
ここに企業のブラック化の背景のひとつがありそうです。
恐らく、冷戦崩壊後のポストモダン期(1990年代前半の日米構造協議の時期)にアメリカから輸入された「消費者重視」と、「自分たちのことしか考えられない」日本のムラ社会的な気風が、珍妙な形で結合してしまっているのではないか?
そして、「安くてなおかつ高サービスを求めたら誰かに皺寄せが来る」ことに考えが及ばない。
このように思えるのです。
by hiroseto2004
| 2016-09-21 12:32
| 思想・哲学
|
Trackback