ドゥテルテ、オバマに「地獄に行け」発言が象徴する米国の「国徳の低下」
2016年 10月 05日
またまた、ドゥテルテ大統領です。オバマさんに「地獄に行け」と発言したそうです。
もちろん、ドゥテルテが国内でやっている「麻薬犯罪者はぶっ殺す!」は乱暴すぎます。それはそうなのですが、以下のようなことは言えないでしょうか?
すなわち、ドゥテルテはアメリカの衰亡を見透かしているのではないでしょうか?
それはアメリカの国力だけでなく「国徳」というべきものの墜落も含めての「衰亡」ではないでしょうか?
人権、人権と偉そうなことを言う割には、911テロの黒幕・サウジアラビアをかばい、イラクに濡れ衣を着せ、多くのイラク人を殺害した。いまなお、イエメンで虐殺を続けているサウジに武器を売ろうとしている。さらに、自国内でも、白人警官による黒人虐殺事件が相次ぐなどお寒い状況にある。そうした「ダブスタ」が完全にあきれられているのではないでしょうか?
また、1990年代のアメリカなどが世界に広げてきた新自由主義グローバリズムによる格差の拡大への反感が、アメリカが同時に推し進めてきた多様性の尊重などへの反感にもつながっている面は否定できません。
こうした中で、フィリピンのドゥテルテや、トルコのエルドアンがアメリカに反旗を翻し、ロシアや中国に接近。イスラエルも最近ではアメリカからの距離を置き、中国やロシアとの軍事関係も強めています。
欧州ではイギリスがEUを離脱、ドイツでも「ドイツのための選択肢」がバカ受け、イタリアでも反EU政党が躍進するなどの状況があります。
中東ではイランが、長年の制裁の元で、石油産業への過度の依存を脱却、自動車産業なども育っています。最近では、中南米や東南アジアなどと積極的に外交を展開。フランスなどもイランに一目置いて経済的な関係強化に乗り出しています。
冷戦崩壊後、米欧を中心とした国際秩序が安定するかに見えましたが、それが大きく変動ないし後退を余儀なくされている。それが現局面ではないでしょうか?
日本も、2000年代の特に小泉政権時代には、「アメリカにくっついて、戦争に自衛隊を派遣すればなんとかなる。」という発想できました。しかし、それでは、もう駄目だという状況になっているのです。
フィリピン大統領、アメリカ大統領に、「地獄に行け」と発言
http://parstoday.com/ja/news/world-i17950
フィリピンとアメリカの関係の緊張が続く中、フィリピンのドゥテルテ大統領がアメリカのオバマ大統領に対して、「地獄に行け」と発言しました。
ロイター通信によりますと、ドゥテルテ大統領は4日火曜、「フィリピンへの武器売却に対するアメリカの反対は、フィリピンにとって重要でない」と述べました。
ドゥテルテ大統領はまた、「アメリカに代わって、ロシアや中国がフィリピンへの兵器売却に関心を持っていると表明している」と強調しました。
さらに、中国とロシアは、フィリピンの兵器の需要を満たすだろうとしました。
ドゥテルテ大統領は、アメリカとの関係を見直すことになるだろうと述べました。
これまで、アメリカはフィリピンの最大の同盟国とみなされていました。



