イラン大統領がベトナムに次いでマレーシア訪問
2016年 10月 07日
イラン大統領は、ベトナムでは貿易と金融協力の拡大で合意。今度はマレーシアを訪問しています。
イラン大統領のマレーシア訪問
http://parstoday.com/ja/news/iran-i18073
イランのローハーニー大統領が東南アジア歴訪を続ける中、7日金曜朝、マレーシアの首都クアラルンプールに到着しました。
キャラミー解説員
ローハーニー大統領は2日間のクアラルンプール訪問で、マレーシアの政府高官と、経済、産業・技術協力などの分野での両国の関係について話し合いを行います。
ローハーニー大統領はマレーシアの前に、2日間のベトナム訪問を行っており、この中で両国の経済関係の拡大を目的に、2つの協力文書が調印されました。
ローハーニー大統領の東南アジア訪問は、アジア重視のイランの政策の枠内で行われています。アジア重視のイランの政策は、最高指導者のハーメネイー師が注目を寄せており、ローハーニー大統領はこうした指示の一環で、ベトナムとマレーシア、そしてタイを訪問することになりました。
最高指導者はアジア諸国との協力やアジアへの注目というイランの決定的な政策を描き、アジア諸国との関係の重要性を強調しています。
こうした政策の枠内で、東南アジアには大きな可能性が存在し、イランとマレーシアは様々な戦略により、こうした可能性を最良の方法で利用するためのよい機会を有しています。
マレーシアはアジアの重要なイスラム教国であり、東南アジアで多様な経済や技術を有しています。イランは常にマレーシアの人々や政府との関係レベルの強化を強調してきました。
核合意は、イランとアジア諸国の関係拡大に向けた新たな機会を整えています。マレーシアとイランは核合意後の機会をふさわしい形で利用し、過去の制裁時代の遅れを取り戻そうとしています。
イラン大統領のマレーシア訪問は、核合意後の科学、文化、経済、技術分野の両国の協力や関係を復活させ、拡大するものと見なされます。政治的に共通の立場、文化や宗教の共通性、イラン人の東南アジア訪問への関心は、両国の協力拡大の道における重要な要素となっています。
地域や国際分野でのイランとマレーシアの共通の見解、過激派やテロへの反対は、このほかの分野での両国の協力を促しています。イランとマレーシアは二者関係に加えて、D8・イスラム開発途上8カ国など、地域の機関の枠内でも共通の利益を模索することができます。
両国の協力には観光、知識・技術、科学・文化協力といったものがあります。イランはアジア大陸でこうした分野で先頭に立っており、核合意後、イランとアジア諸国の共通の能力を利用するための機会を整えています。