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県政にガツンとモノ申し、何があっても心配しないで良い広島を


by hiroseto2004

越比の対中接近で日本も与野党とも戦略練り直し迫られる

越比の対中接近、与野党とも練り直し迫られる

ベトナムとフィリピンが中国と接近。

安倍総理は、正直に申し上げて、ベトナム、フィリピンと組んで中国を包囲するつもりが完全に当てが外れたのではないでしょうか?
それどころか、地図をよく見れば、対応を誤れば「東アジア唯一の対米従属国家」として、逆包囲されかねません。
総理ももちろん、バカではない。

だからこそ、ロシアと組んで「包囲」されるのを避けようとしているのでしょう。アメリカの東アジアからの退却という総理にとって最悪?のケースにも備えるのではないか?

他方、総理を批判してきた野党側も、練り直しが迫られるでしょう。
アメリカがたとえば、「形勢不利なので東アジアからは退却。中国とロシアが勢力圏を接するように仕向ける。
両方を摩擦させ、アメリカ自身はどちらとも適当につきあって、企業の現地拠点を通じて儲ける」戦略を取った場合どうするか?
下手に「アメリカの領地」(ここでは日本)があると、そこが中ロ双方の攻撃対象になって、アメリカが消耗してしまう。却って領土がなくて、部外者として、どちらとも組む、企業が儲ける、という体勢にしたほうが、アメリカに有利と、アメリカが判断するケースはあり得ると思います。

日本はどちらかといえば、ロシア側に付くのか?それとも、中国側に付くのか?
場合によってはそういう「究極の選択」を迫られるケースも出てくるでしょう。
あるいは、米中ロとバランス良くつきあうのか?(これができれば一番良いでしょう)。
いろいろなケースを想定し、対応できるようにしておいた方が良いのではないでしょうか?

もちろん、わたし自身も沖縄への新基地にも憲法改悪にも大反対です。それはそれでもちろん大事です。大事ですが、他方で、どういう外交戦略を取るかでだいぶ取り得る選択肢も変わってきます。基地反対・護憲運動も、今後の情勢変化に備えた戦略練り直し(シミュレーション)もどちらも大事だと思います。

by hiroseto2004 | 2016-10-23 22:43 | 国際情勢 | Trackback