米人ジャーナリスト、「トランプ氏とフリン氏がイスラム恐怖症を拡大」/CIA長官はトランプ嫌い辞任
2016年 11月 20日
トランプ氏以上に実は過激なのが、フリン氏ですね。このような人がオバマ政権下でも高官の地位に就いていたのは驚きです。
他方、CIAの長官がトランプを嫌い、辞任しました。
アメリカ人ジャーナリストが、「トランプ次期大統領とフリン国家安全保障担当補佐官は、イスラム恐怖症を拡大しようとしている」と述べました。
ジャーナリストのケビン・バレット氏は、18日金曜、プレスTVのインタビューで、「トランプ氏とフリン氏は、イスラムに対する憎悪や偏見を拡大しようとしている」と述べました。
フリン氏は以前にも、「イスラム教に反対しており、過激主義とイスラム教徒に違いはない」と述べていました。
バレット氏は、「トランプ氏はイスラム教徒に対する脅迫を自らの選挙戦の基盤に据えた」としました。
さらに、「トランプ氏はイスラムへの敵意により、アメリカの利益を損なっている」と述べました。
アメリカのオバマ大統領は2014年、国防情報局長官だったフリン氏を解任しています。
フリン氏は、反イスラムの見解を持っていたために解任されたと主張していました。
フリン氏の反イスラムはトランプ氏の見解に近いものとなっています。
トランプ氏は選挙戦の中で何度も、イスラム教徒をアメリカから追い出すと発言していました。
アメリカのクラッパー国家情報長官が、トランプ次期大統領との見解の相違から、辞表を提出しました。
ファールス通信によりますと、クラッパー長官は、17日木曜、アメリカ下院情報特別委員会の公聴会で、この決定の理由として、トランプ氏との見解の相違を挙げました。
クラッパー長官は、アメリカのオバマ大統領に辞表を提出したとし、「いい気分だ」と語りました。
クラッパー長官は、2010年に現職に就任しました。
11月8日のアメリカ大統領選挙でのトランプ氏の勝利に、多くの抗議の声が上がっています。
アメリカの人々は各地でデモを行い、トランプ氏の勝利に抗議しており、一部の州では国旗に火がつけられました。