アメリカがイラク戦争後始末「ISIS打倒」でも民間人死者数を隠蔽
2016年 11月 29日
アメリカがイラクでの民間人の死者数を隠しているという疑惑です。アメリカはイラク戦争により発生したISISという怪物退治という「後始末」でも失敗しています。
アメリカは、サウジによるイエメン空爆も支援してきました。
ロシアが、「アメリカと西側の連合軍のイラクでの空爆により、民間人数十人が死亡したが、アメリカ連合軍は実際の統計を隠蔽している」としています。
イルナー通信によりますと、ロシア外務省のザハロワ報道官は28日月曜、「アメリカとその同盟国のイラク北部モスルへの空爆で、イラクの民間人数百人が死傷したが、西側は被害統計を実際よりも少なく報告しようとしている」と語りました。
ロシア国防省のコナシェンコフ報道官も、先頃、対ISIS連合によるイラク北部での民間人の殺害を非難すると共に、「結婚式、葬儀、病院、警察署、人道支援団体の拠点が、連合軍の標的にされている。こうした中、これらの勢力の目的はイラクやシリアのテロ対策を支援することであるはずだ」と述べました。
アメリカ国防総省は最近、「この1年の連合軍のシリアとイラクへの攻撃で死傷した民間人の数は119人だ」と報告しました。
その一方で、ロンドンを拠点とするNGO・Airwarsは、連合軍の攻撃による犠牲者の数を1787人と報告しています。
アメリカが主導する対ISIS連合は、2014年9月からテロ対策を口実に、シリアとイラクの領土で空爆を開始しました。
by hiroseto2004
| 2016-11-29 21:21
| 国際情勢
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