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庶民派知事で何があっても心配いらない広島を ヒロシマ庶民革命


by hiroseto2004

東南海地震 72周年

東南海地震 72周年

東南海地震から今日で72年です。

南海トラフ東部(熊野灘)が動いたM8クラスの地震です。
この地震では、東海地方の工業地帯に大きな被害が出ました。

名古屋市は現在で言えば5強程度でしたが、普通の工場を飛行機工場に改装して柱を撤去していたことも災いし、動員学徒に犠牲者が多数出るなど、被害が拡大しました。

当時の日本軍は、士気の低下を防ぐため、被害の大きさを隠蔽。

震源から遠いにもかかわらず、盆地の軟弱地盤のために長野県諏訪市が、大きな被害を出しましたが、諏訪市の人は、直下型地震と勘違いしたという逸話も残っています。

M8の大地震はしかし、アメリカ軍にはしっかりと関知されていました。

東南海地震の誘発地震と思われる三河地震では愛知県東部の被害が大きかったが、これまた事実上隠蔽。救援が遅れました。

そして、日本の戦争継続能力に大打撃でした。

このように、被災者を見殺しにしてまで突き進んだ戦争は、1年も経たずして東京も広島も長崎も焼け野原にし、無残な敗北に終わったのです。

現代でも、イラク戦争中の2005年に、アメリカをハリケーン・カトリーナが襲い、ジャズ「聖者の行進」で有名なニューオリンズ市が壊滅。当時、イラクに州兵が出払っていたために、救援が遅れたとされています。

そうまでしたイラク戦争ですが、ISISという怪物を生み出し、現在にいたっています。

戦争とは被災者をも見殺しにする。そういうものだということは古今東西変わらないのです。

by hiroseto2004 | 2016-12-07 21:10 | 事故・災害・事件 | Trackback