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by hiroseto2004

ロヒンギャ族ムスリム虐殺についてミャンマー政府、ようやく重い腰?

ミャンマーではロヒンギャ族イスラム教徒への弾圧が行われ、アウンサウン・スーチーさんも
十分に対応していないと、周辺国から批判が集まっています。
そして、バングラディシュの首相も善処を求めています。
こうした中で、ミャンマー政府が調査に関する緊急会議の開催を要請しました。
アリバイづくりのためとも受け取れますが、他方で重い腰をようやく上げたとも言えるでしょう。

ミャンマー政府が、同国のロヒンギャ族イスラム教徒の状況を調査する緊急会議の開催を求めました。

イルナー通信によりますと、フィリピン政府は13日火曜、「ミャンマー政府は、ASEAN・東南アジア諸国連合の加盟国であるフィリピンに対し、ミャンマーのロヒンギャ族イスラム教徒の問題に関する緊急会議に参加するよう要請した」と表明しました。

この会議は、ミャンマーの政府軍の主催により、今月19日に同国のヤンゴンで開催される予定です。

3ヶ月前から始まったミャンマー・ラカイン州のイスラム教徒に対する同国軍の作戦により、これまでにおよそ100人のイスラム教徒が死亡した他、2万2000人が軍隊の弾圧により、隣国のバングラデシュに避難しています。





バングラデシュのハシナ首相が、ミャンマー政府に対して、イスラム教徒のロヒンギャ族の人道的な危機を解決するよう求めました。

ハシナ首相は9日金曜、イスラム教徒のロヒンギャ族の殺害の継続と、難民の数が日増しに増えていることにより、バングラデシュはこれ以上、ロヒンギャ族の難民を受け入れることはできないと強調しました。

ハシナ首相はまた、バングラデシュはできる限り、食料や衣類、医薬品などの必需品をミャンマーからの難民に提供しているとしました。

こうした中、ミャンマー問題を担当するナムビア国連事務総長特別顧問は、ミャンマーの外相と国家最高顧問を兼任するスーチー氏がイスラム教徒の殺害を防ぐことがほとんどできていないことに触れ、スーチー氏の行動は国際社会の失望の要因となっているとしました。

国連や世界各国、国際機関はミャンマー政府がロヒンギャ族が住む西部のラカイン州に対する緊急支援を妨害していることに懸念を表明しています。

国連難民高等弁務官事務所のバングラデシュ事務所の所長は、6日火曜、「10月9日から12月2日までの間、およそ3万人のロヒンギャ族の難民がミャンマー国内の暴力から逃れるため、バングラデシュに避難している」としました。

この所長はまた、バングラデシュに入ったロヒンギャ族の多くは、一時的な場所や難民キャンプに滞在しており、最悪の状況下で生活しているということです。

ミャンマーの過激なナショナリストや969運動などの過激派仏教組織は、イスラム教徒を攻撃し、彼らの家に放火することで、ミャンマーでの民族浄化を行おうとしています。

ミャンマー政府はロヒンギャ族をバングラデシュから来た不法移民だとしており、彼らに市民権を与えていません。


by hiroseto2004 | 2016-12-13 22:21 | 国際情勢 | Trackback