小民公で新「新進党」、初の女性総理が狙い?
2016年 12月 16日
蓮舫さんが小池さんと連携したい意向。
都議会公明党が自民党と連立解消。
この流れは何を意味するか?
ズバリ、小池百合子東京都知事を担ぐ形で、公明党と大都市インテリを支持基盤とした新「新進党」でしょう。
安倍晋三さん率いる自民党は、大都市インテリや新興大手企業からすると「田舎重視」に過ぎる。
中国と関係が悪いのもビジネス上困る。
そうしたことから、「田舎重視自民」に対抗する「都会保守」をつくる。
それによる政権奪取を図る。それが小池百合子さんを担ぐ勢力の狙いでしょう。
おそらく、場合によっては自民党でも二階俊博さんあたりが合流する可能性もある。当然、大阪維新も合流する。
都会の新自由主義者+公明党。
22年前に結成された新進党そのものです。
経済的には安倍晋三さんや今の自民党よりは緊縮で新自由主義者。
他方で日米安保は基軸としつつも中国とは関係改善。ただし、アフリカでは国際貢献の名のもと中国軍のためにも自衛隊を差し出す。
そういう方向でしょう。
タイミングは、東京オリンピック後の安倍退陣後が狙いでしょう。
こんな政権ができても、むしろ安倍さん以上に弱者や地方切り捨てになりかねません。
もちろん、今の安倍政治でも、大型ハコモノや海外ばらまきの一方で、社会保障切り捨てなど問題だらけです。
ただし、安倍批判が、小池持ち上げ、新自由主義の新「新進党 」に回収される危険がある。言い換えれば大都市のインテリを中心に、安倍総理の田舎自民的な要素にくしの勢い余ってクリントン(の悪い部分を特に凝縮した)的な小池に回帰する危険がある。
安倍総理の社会保障切り捨てや歴代自民党同様の教育への冷淡さは批判しつつも、欧州左翼に倣った反緊縮をきちんと野党や市民連合はうちだべきです。
間違っても小池持ち上げに走ってはいけない。
25年前の都知事選挙後に新自由主義のチャンピオンだった鈴木俊一にすり寄って滅亡した東京の社会党の二の舞は避けなければいけない。
by hiroseto2004
| 2016-12-16 12:02
| ヒロシマの心活かす市民発・政界再編
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