エルドアン、「米がISIS支援」/アレッポではテロリストが所持?の米国製武器発見
2016年 12月 30日
トルコのエルドアン大統領が、アメリカがISISを支援していると指摘しました。
また、シリア政府軍が奪還したアレッポでは、アメリカ製の武器が発見されています。
アメリカによる、ISISや反政府勢力への支援ぶりをしめしています。
トルコのエルドアン大統領が、「アメリカ主導のいわゆる対ISIS有志連合が、ISISやそのほかのクルド人武装勢力を支持していることを裏付ける証拠を入手している」と語りました。
エルドアン大統領は27日水曜、トルコの首都アンカラで記者会見し、「現在、アメリカ主導の有志連合軍はISISや、YPG・クルド人民防衛隊、シリア・クルド民主統一党といったテロ組織を支援している。このことは、極めて明確であり、我々はこれに関する写真や映像などとともに、証拠として認められる資料を入手している」と述べています。
アメリカ主導の有志連合軍司令部は、エルドアン大統領のこの主張に対し、これまで反応を示していません。
情報筋が、シリア北部アレッポにあるテロリストの兵器庫で、アメリカ製の兵器が発見されたことを明らかにしました。
ロシアの新聞によりますと、シリアの治安筋は、「シリア軍がアレッポで数百万ドルの価値のあるアメリカ製の兵器を含む複数の兵器を発見した」と発表しました。
シリア軍は12月22日、アレッポのテロリストからの完全な奪還を表明しました。
アメリカの対ISIS連合の戦闘機は、シリア東部を攻撃することで、少なくとも22人の市民を殺害しました。
産油地域のデリゾール市は2014年からISISに包囲され、住民への支援は、輸送機から物資を投げ落とす方法によってのみ行われています。
こうした中、ロシア外務省は声明の中で、「シリアの首都ダマスカスにあるロシア大使館は28日水曜夜、迫撃砲の攻撃を受けた」と発表しました。
別の報道によりますと、シリア軍の部隊はまた作戦の中で、西部ホムスにあるISISの拠点を砲弾やミサイルで攻撃したということです。この攻撃で50人以上のテロリストが死亡し、その軍用車などが破壊されました。
by hiroseto2004
| 2016-12-30 15:18
| 国際情勢
|
Trackback